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#日本
みんみんぜみ^^@カンヒュ民
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#枢軸国
あさぎいろ
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コメント
1件
第10話、読み終わりました。ロシアの「どれだけの地獄を」という問いに対して、日本が「最高の道」と返すあの反転が本当に印象的でした。2700年の歴史を背負う親として、傷を「幸福」と捉えるその歪み方――自己犠牲すら至高の愛に変えてしまう覚悟が、戦慄と同時に深い哀しみを呼びます。ロシアの背中に走った「畏怖」の戦慄、こちらにも伝わってきました。ただの強さじゃない、その複雑な情感の描き方が素晴らしかったです。
9連続
この世の全てと関係はございません
誤字脱字有り
戦争を思わせるような話題です
全部 大丈夫なら行ってください
🇷🇺「……どれだけの地獄を一人で歩いてきたんだ、君は」
ロシアのその掠れた問いかけに、日本はタバコを口から離し、静かに煙を吐き出した。
そして、いつもの怯えたような超絶人見知りの態度から、一瞬だけ、2700年の歴史を背負う親としての、酷く静かで圧倒的な瞳へと変わった。
前髪の隙間から覗く、光を失った左目。だらりと垂れ下がった空っぽの左袖。
それら全ての凄惨な傷痕を晒しながら、日本は困ったように、けれどどこか至福に満ちたような微笑みを浮かべた。
🇯🇵「ロシア殿。……私は、地獄なんて見ておりませんよ」
🇷🇺「……は?」
ロシアが思わずウォッカのグラスを握る手を止めた。日本の声には、悲壮感も、自己憐憫も、欠片ほども存在していなかったからだ。
🇯🇵「全て、子供たちを守るため。……ですから、地獄なんかじゃないのです。私はただ、あの子たちを守れる、親としては最高の道を歩んできただけ。……そんだけなんです」
日本は残された右手を自らの胸に当て、トントンと静かに叩いた。かつて白襷を十文字に懸け、弾雨の中に飛び込んでいったその胸を。
🇯🇵「国が戦火に包まれる度、私は大真面目に考え、選択してきました。我が身がどれだけ引き裂かれようとも、子供たちの代わりに痛みを引き受けられる。彼らの命を繋ぐことができる。……これ以上の幸福が、親としてどこにあるでしょうか」
淡々と、まるで至高の栄誉を語るかのように日本は言った。
それは周囲から見れば、自傷行為であり、狂気であり、壮絶な地獄に他ならない。しかし、この「引くほど真面目」で「一人よがり」な旧き化身にとっては、それこそが唯一の正解であり、ただの『親心』なのだ。
🇯🇵「だから私は、地獄を歩いてきたものじゃない。……ただ、死ねない、ただ1人の親ですよ」
日本はそう言って、再びいつものオドオドとした、頼りないショタのような笑顔に戻り、日本酒を一気に口へと運んだ。
🇷🇺「……っ」
ロシアは言葉を失い、喉を激しく詰まらせた。
目の前にいる小さな化身は、2700年分の凄惨な傷と激痛を「最高のご褒美」であるかのように抱きしめている。憐れむことすら許されない、あまりにも深く、そして圧倒的に歪んだ無償の愛。
冷徹なロシアの背中に、かつて戦場で味わった白襷部隊への恐怖とは、全く質の違う『畏怖』の戦慄が走り抜けた。
🇷🇺「……君は、本当に……手の施しようがないほど、大真面目な怪物だな」
ロシアの掠れた呟きに、日本は「はひっ!? また私、何か変なことを申しましたか……っ! すみません!」と慌てて頭を下げ、シークレットブーツの足元をバタつかせるのだった。