アカネ「…何?」
え、怖い、さっきからずーーーっと雨宮が見つめてくる。え???何????ボクなんかしたっけ???????
雨宮「…それ」
アカネ「え?」
雨宮「それ。その右側に貼ってる紙。」
アカネ「これがどうかした?」
いやほんとに何????????ていうか「それ」だけじゃわかんないし!
雨宮「アカネ、心の声すごいぞ、てかうっさいわ」
あ、そうだったコイツ読めるんだった。すっかり忘れてたわこんちきしょう。
アカネ「…で?これがどうかしたの?」
雨宮「いや〜?中身が気になっただけ〜」
中身言うなし。何?それは「見たい」ということ???
アカネ「…見たいわけ?」
雨宮「そーそー!見せて見せてー!!!!!」
曇りなき眼。こんなくだらんことに使うなよ、せっかく無垢な少年の綺麗な目だというのに。
アカネ「あーもーしゃーないなぁ…」
うっさいしどうせ諦めないから見せてやることにした。
雨宮「ヤッタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アカネ「うっせバカ!!!!」
いや、何がしたいの??????????????
雨宮「まーまーいいジャマイカ、見せたまえアカネくん」
なんかうぜぇー…
アカネ「あーはいはいこれでいい?(ピラッ」
雨宮「…」
アカネ「…何さ黙り込んじゃって」
雨宮「いや、だって…」
雨宮「隠す必要ないキレーな顔じゃん?って…」
アカネ「…は?」
は???????え、見られたくないからわざわざ隠してんのに?
雨宮「てかなんで隠してんの?それも教えてや!!」
えー…めんどくせー…
アカネ「はぁーー…まぁいいよ、教えたげるさ」
雨宮「わーい!!」
アカネ「これはねぇ…うーん…なんて言ったらいいのかな…」
いざ言葉にしようとなると難しい、どうまとめようか。
アカネ「ほら、右と左で目の形と色が違うだろ?」
雨宮「確かに」
アカネ「それがこう‥…なんか不格好な感じで嫌だな、って思うだけだよ」
正直気にしてるから言いたくなかったーーーー…まぁ二人しかいないしいっか。
雨宮「そーいえばさ、」
読まれたのだろう、しれっと話題を変えてくる。
雨宮「その右目の色と俺の左目、色一緒だね!!!」
あ、確かに。だからなんか見たことあったような気がしたのか。
アカネ「そーだね、じゃあ朱音様と同じってこった。」
雨宮「あ、あかねさま?だぁれ?」
え、これまた説明しなきゃいけないやつ?めんどいんだけど???
じゃあいいや、テキトーに誤魔化しとこ
アカネ「…まぁ、いつかわかるさ、多分ね。」
雨宮「えー!!??もう絶対テキトーじゃん!?教えろよー!!!」
アカネ「HAHAHAw」
雨宮「おいコラ逃げんな!!!!!!?????」
今日も平和だったよ、姉さん。
コメント
59件
1000いいねした
うんうん、誰にでも言いたくない(?)ことってあるよね… ほよ?朱音様?姉さんだったん!? ( º дº)<キェァァァェェェェァァァァァァ(奇声)
HAHAHA⤴最高……⤴