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#ファンタジー
橘靖竜
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「ふう…」
私は息をつく。ずっと仕事をしていたのだ。今はもう11時らしい。もちろん夜の。
「もう寝るか…」
晩御飯も食べたし、お風呂にも入ってから仕事を再開していた。もう寝るだけ。部屋を移動し、布団に潜る。それと同時に窓ガラスが割れる音がした。「え!?」
意味不明である。1回で割れたっぽかったので、降りてみようとベッドから起き上がると足音が聞こえてくる。誰かがいる…。私は布団のなかに隠れようとする。しかし、恐怖で身体が動かない。誰だろう。窓ガラスを割って入ってくるなんて…。誰かの影が見える。私の家に侵入してきた人は背が高い男の人だった。逃げようにも逃げ場がない。どうしようかと脳をフル回転させていると、そいつがビデオカメラを回しながら包丁を持って近づいてくる。まずい…。ここで殺される。そんな考えが頭をよぎる。スマホを手に取り、緊急信号を送ろうとするが、急に胸が痛む。何が起きたかと言うと、包丁が私の胸を貫いていた。
「心臓を貫通できたな。後は包丁を抜いて帰ればおしまいだ。」
男性にしては高めの声でそいつが言う。言ったとおりに、私から包丁を抜き取り。階段を降りていく。スマホは割られて使い物にならない。絶望の中、私の意識は薄れる…
サイレンの音がうるさく鳴り響く。昨日起きた事件のおかげで、たくさんの警察が動員されているのだ。まあ、私はその警察の一員だが。刑事部捜査一課と管轄の刑事が動員されている殺人事件の捜査。包丁で刺されたらしい。しかし、足跡も指紋も犯行に使った包丁もすべて証拠を消しやがったのだ。ここで、情報があればいいのだが…。
「先輩。今回の被害者ってどんな人なんですか?」
捜査一課の後輩に質問される。
「被害者は鈴原こはるさん。友人には、はるのこと呼ばれ、親しまれているようだ。恨まれていることはありえないと友人が証言してる。犯人は誰なんだか。」
「そうなんですね。」
「刑事たち、一度集まってくれ!新しい情報が入った。」
そう叫ぶ人のもとに向かい、話を聞く。
「今回の被害者の鈴原さんはある男にストーキングされていたようだ。鈴原さんも友達や警察に相談していたようだ。しかし、警察にはまともに相手にされなかったらしい。」
「ストーキングしていたのは誰か証言はありましたか?」
僕は質問する。
「鈴原さんをストーキングしていたのは、永野祐希というらしい。」
ながのゆうき。そんな名前が昔のクラスメイトにいた気がする。
「その人、僕の昔のクラスメイトかもしれません!調べます!」
「そうか、お前は鈴原さんともクラスメイトか。」
「はい。事件を解決させるために動きます。」
「よし!急げ!ほかの刑事は現場検証のためにここに待機だ。」
そう言われると全員がそれぞれ動き出す。