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翔太くん。この気持ち、あなたには伝わっているの?私がどれだけ思いを叫んでも届くことは無い。
恋ってこんなに悲しくて虚しいんだ。
翔太くんから聞いた。笑うと人はみんな可愛い。
私が笑っても可愛くなんかない。きっと翔太くんもそう思っているはずだ。
きっとこの世界の誰もが思っているだろう。こんな私が本当にこの世にいていいのか。それすらも分からなくなってしまった。
この世から消えたい。いつしかそう思うようになってしまった。
それから私は決意した。明日になったらこの世から消えよう。私はそう決心し、眠りについた。
翌日になり、私は人通りが少ない朝4時前に起床し、外に出る。
歩く人は数人ほどいるが、私がいつも見る景色と全く違う。
私はビルの屋上に来た。ここから飛び降りようとしている。
翔太くん。こんな時も頭にいるのは君。
助けになんか誰も来ない。私の人生はこれで幕を閉じようとしている。
恋をしても何も変わらなかった。努力をしていないから何も変われなかった。
今までありがとう。私の恋。私の人生。そして翔太くん。
じゃあね。みんな。
そう思った時、誰かの手が私の手首を掴んだ。