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びび
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#山中柔太朗
Freesia
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書けばそこは10月31日!!
だから今日はハロウィン!!(圧)
リクエストありがとうございます…!!
「見て見て勇ちゃん! 小児科の婦長さんからハロウィンのお菓子こんなに貰ったー!」
「俺もー!カボチャのクッキー入ってる!」
ぽかぽかと温かい昼下がりの日差しが差し込むスタッフ休憩室に、パタパタと賑やかな足音が響き渡る。
午前中の小児科病棟のハロウィンイベントを手伝い終え、昼休みに入ったばかりの舜太と太智が、両手いっぱいにお菓子の袋を抱えて目を輝かせて飛び込んできた。
長テーブルでお弁当を食べていた勇斗が、呆れつつも目尻を下げて振り返る。
「お前らなぁ……子どもたちにあげる分、横領してこなかっただろうな?」
「佐野さん失礼!ちゃんとトリック・オア・トリート!って言うてもらった正当な報酬やで!」
胸を張る太智の後ろで、コーヒーを淹れていた仁人がふっと息を漏らした。
「はいはい、騒がしくしない。午後の診察までみんなでゆっくりしようよ。ほら、柔太朗も座って……って、太智! 足元——」
「わっ、うわああぁッ!?」
「え?えっ?……うわぁっ!?」
仁人の注意も虚しく、浮かれ切っていた太智が畳んで置いてあったパイプ椅子の脚に足を引っかけ、勢いよく派手にスッ転んだ。
さらに巻き添えを食らった舜太もバランスを崩し、二人は重なるように床へダイブ。
「「あぁぁぁぁッ!!??」」
大事に抱えていたカボチャの巾着袋から、色鮮やかなキャンディやクッキーが日差しを浴びて休憩室の床一面に威勢よく弾け飛び、転がっていく。
一瞬の静寂。
床に突っ伏したまま固まる太智と舜太。
「……あーあ」
壁にもたれてお茶を飲んでいた柔太朗が、ぽつりと呟いた。
「言わんこっちゃない。太ちゃん、今、膝打ったでしょ」
「うぐ……っ、痛い……。お菓子が……俺のハロウィンが……」
「痛った!!……おしり絶対割れてる…!!あ、クッキー割れてないかな……」
膝を擦りむいてシクシクと泣き真似をする太智と、お尻を強打して涙目でお菓子を拾おうとする舜太。
明るい室内で繰り広げられるあまりのドタバタぶりに、勇斗はパイプ椅子から立ち上がり、二人の元へ歩み寄った。
「お前ら何やってんだよ、あと舜太、お尻は元々割れてるもんだから」
「あなたたち手がかかる子どもか何課なの?」
そう言いながらも、勇斗は膝をついて床に散らばったキャンディを一つずつ手際よく拾い集める。
仁人もと溜息をつきながら、棚から救急箱を持ってやってきた。
「ほら太智、擦り傷見せて。消毒するから」
「やだよ!!絶対痛いもん!!」
「痛くしないようにするから。……舜太もお尻打ったんだろ?湿布やるからこっち来い」
「はーい……って俺には貼ってくれないんかい!!はやちゃん、お菓子拾ってくれてありがとう……」
涙目でお礼を言う舜太の頭を、勇斗はぽんぽんと乱暴に、けれど酷く愛おしそうに撫でまわした。
「いいよ別に。……ほら、泣くな。割れてないクッキーあげるから、柔太朗が」
「俺かい」
「わぁ……! はやちゃん……!」
「俺いいって言ってないんだけど」
消毒に「しみるー!」と暴れる太智を柔太朗が苦笑いしながら押さえつけ、仁人が呆れながら処置をし、勇斗と舜太が拾った太智のキャンディを山分けする。
「……なんか、午前中の診察より疲れたなぁ」
「まあいいじゃん。午後の勤務も気合い入れていこうぜ!」
テーブルの上に積み上げられたカラフルなハロウィンのキャンディ。
昼下がりのおだやかな光の中で、5人の賑やかな笑い声が休憩室を満たしていくのだった。
コメント
3件
リクエスト書いてくだってありがとうございます😊 リクエスト道理のほっこりするお話しです☺️ そのざきのお菓子を貰って喜んで居る御姿とってもとても可愛い好き😭🥰 そしてやっぱ はやちゃんはパパですね✨️ 異論は認めません😊 とっても素敵でほっこりするお話しでした☺️ 次の投稿もとっても楽しみにしています😊 体調には気をつけてください😊
読了しました🌷 ハロウィンのお菓子を抱えた太智と舜太が派手に転ぶシーン、思わず笑ってしまいました。でも、そこから勇斗くんが膝をついてキャンディを拾い集めたり、仁人先生が救急箱を持ってきて処置してくれたり——「騒がしいなあ」と言いながらもみんなで面倒を見合う空気感がとても優しくて、胸が温かくなりました。柔太朗くんにポンと話が振られるところも自然で、5人の距離感が絶妙だなと…。今日のお昼休み、素敵でした☕