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コメント
1件
このペア1番大好きなんですっっっ((( このペア書く人少なくてですね👉️👈️ 通知来た瞬間ほんとに嬉しすぎました😭😇 供給ありがとうございます❦
また水さん病みだけど許してね。
久しぶりの白水わくわく
僕にはなにもない。りうちゃんみたいな主人公気質、天才肌も、しょーちゃんみたいなラップを作れる技術も上手に歌える技術も、ないちゃんみたいなカリスマ性も、いふくんみたいな英語はペラペラの頭脳キャラも、あにきみたいな圧倒的歌唱力に周りを惹きつける力もなにもない。
だから僕はいつも二番煎じ。可愛いキャラを作ろうとしても気づけばりうちゃんとかいふくんが越してきて、真面目キャラを作ろうにもないちゃんとかあにきみたいに僕には追いつけないほどの頭脳と落ち着きを持った人が居て。…なにより、誰よりも輝こうとしても初兎ちゃんみたいに周りから愛されて、面白くて、一緒にいると楽しいような人がいるから。僕はなにをやっても目立たず引き立て役。
「…あー、ッ」
別に悔しいとかそういうわけじゃない。悔しいなんて気持ちはどっかに言っちゃったさ。だっていつまでも悔しがったって主人公じゃない、モブの僕は報われないまま、消えていくだけだからね。
この歌い手活動だってそうさ、一番最初に挫けそうになって迷惑をかけたのは僕。それでどれだけメンバーのみんなにたくさんの心配と迷惑をかけたか知りもしないでのこのこといれいすに戻ってきてはひょうひょうと歌い続けるだけ。それなのに変に努力もしないし泥水啜ってほどの歌い手活動もしないから本当に、みんなよりも目をつけられず消えていくだけ。
でもそれが嫌だなとは思ってないよ。それも運命だからね。運命というのはいつだって変えられないもので、必ずそうなるように展開は運ばれる。こうなるとこうなってしまうから避けるためにこうしよう。って考えたって結局最悪な結果に運ばれる。…ねぇ、これって僕はモブじゃなくて悪役なのかな? よくいるよね、1番の敵は1番近くにいる味方でした。っていう展開。
「おすおーす、いむくん元気しとる?」
Discordを開いたときにたまたま僕の相方、初兎ちゃんが残っていたから気分で入室すると元気に声をかけてくれる。僕の心が闇でどろりと侵食されたときに掛けられるその声は生きている心地がして励まされているような気もするなぁ。
初兎ちゃんとだけは話している時、少しだけ霧が晴れるような感じがする。あーあ、だめだよ。悪役に光を与えちゃ。悪役はいつまでも悪で居なきゃ。悪役は悪であっていつまでも不運な展開でいればいいんだよ。
僕なんて生きてる意味ないんだから。
「…いむくん?」
「ぁ…、っ どしたの〜?」
「せやから、今度一緒に歌ってみた上げない?って」
「…あー…」
今の僕には初兎ちゃんといるだけでなんだか僕自身を嫌いになってしまう。だから今日も断るんだ。…ごめんね、初兎ちゃん。本当は一緒に歌いたいけどさ、僕なんかが一緒に歌っちゃだめだよ。
君は真っ白で美しい存在なんだから1つでも汚れがついちゃだめなの。
「…いむくん、抱え込みすぎんといてな」
ほんと、君はずるいよ。
end