神話解説
『バビロニアンブルー』において言及されていたものをまとめ、より詳しい設定を付加したものとなります
モチーフ:森、樹木(植物)/魔術的意味として男性性器・出産を象徴する存在/ シンボルカラーは青・紺系統。特に生命力を表すと言われる緑がかった青色が使われる。
// また蛇は知恵・時間の象徴とされ、「永遠」や輪廻転生と関連づけられることがある。そのため「時」「永遠」「無限」をイメージさせ、魔除け・護符としての意味合いもあるとされている
※なおここでいう神話には様々な異説がありまして、たとえば豊饒を司るのは月の方という説もあり(豊饒=多産の方便)、逆に生命力を象徴する火の方とする説もある(多産の方便は太陽の象徴たる炎と結び付けられやすい?)そうです。さらに言えば月は出産・誕生を表すのに対し、炎はその終わりを意味しています。
この女神に関する逸話として、太陽神の使いによって、ある国に美しい娘が生まれたという話が残されています。彼女は国一番の男と結婚しましたが子どもができません。そのため夫は浮気相手を探し、とうとう彼女を家から追い出してしまいます。そこで夫の友人の一人が「私があの女の代わりになろう」と言って結婚することになります。夫婦生活が始まると女は夜ごと夫の寝室を訪れ、毎晩たっぷりとその精を受けた結果ようやく男の子を産むことができたそうです。これがいわゆる『取り替え子』のルーツではないかと思われているのです。なお、この女の正体はオリュンポス十二柱のヘファイストスの娘・ヘーベーだったという伝もあるのですが……それはまあ良いでしょう また別の伝承では月の神の妻とされています。こちらも上記の神話と同じパターンの物語となっております
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