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らっだぁを見送って、深い溜息を吐く。
あいつを生徒会に誘い続ける理由なんて、大したもんやない。
入ったところで、劇的に何かが変わるわけでもない。
ただ少しでも、らっだぁの傍にいたいだけ。
「⋯それだけ、なんやけどなぁ」
一年のときから同じことしかしてない奴が言える言葉じゃないが。
ただ、らっだぁが楽になればいいと軽い気持ちで入った生徒会。
それが、こんなに重くなるとは思わなかった。
飄々として、いつも笑っていて、「平穏に暮らしたいだけ」と言っていじめられるような奴。
俺が、あいつにとって安心できる居場所になれたら。
それで良かったんや。
なのに、
「いつからやろな、」
ばどって呼んでくれなくなったんは。
***
昼休みが終わった後の5限目は恐ろしく静かだ。
みんな眠すぎて死んでる。
俺も死にそうだけど。
「⋯だから、この時代で⋯」
先生の話とか誰も聞いてないし。
てかまじでそろそろ寝そう。
君らもそうでしょ?
5限目に現国か英語か歴史があるって言ったら寝るしかないでしょ?
俺今歴史やってるから。
偉すぎ。
まあ一応受験生だからね〜、就職する気ないし。
「ということで、〜〜⋯」
授業が終わりそうだ。
教材を片付けようと机の中に手を突っ込むと、覚えのない紙切れが触れる。
折りたたまれたその紙を広げてみると、何度も目にした言葉が書き込まれていた。
『放課後、屋上に来い』
めんどくさいな〜。
俺今日ゾムとゲーセン寄って帰ろうと思ってたのに。
名乗りもしない誰かに直接顔も合わせずいきなり来いとか命令されるの意味分かんないんだけど。
まあ来いって言われてるし行くか〜⋯
今日は何持ってんだろうな、マッチかバットかカッターか。
なんにせよ痛いのは嫌だなぁ。
「ふあぁっ⋯⋯ゲームしてぇ〜⋯」
あと毎回思うんだけど、せめて呼び出すとき名前書いてくんないかな??
俺人のこと顔で覚えんの苦手なんだよね。
誰のこと待ってればいいかわかんないじゃん。
「⋯行くかぁ」
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