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烏野高校

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烏野高校

20 - 第20話

♥

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2024年07月26日

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(え?だれ?すごいイケメンがおる!!)

<及川さーん!!!>

女子の歓声の中、さっきまで居なかった人が立っていた。

(誰だろう、、?)

(ジャージ着てるし、高校生だよね?)

「城西のエース…!」

『えっ』

(なんで途中から?!)

私は混乱しながらも、及川さん?から目を離さなかった。

(城西のエースってことは、めちゃ強いってことだよね!?)

(どんななんだろう。)


期待と不安を膨らませながら、

<ピーーー!!>

第3セットの合図がなった。

・・・

烏野は城西と同じくらいどんどん点数を上げている。これなら勝てるかも!


(次はあのエースさんのサーブ…!)

(どんな…)

<ピッ>

『えっっ』


(は、はやっ?!!)

(なんだ今の怖いサーブ!)

予想外の速度で打たれるサーブに、驚愕した。きっと選手もそうだろう。



(でも、きっと。烏野なら、)

・・・

<ピーーー!!>

ホイッスルがなり、烏野の勝利が伝わる。

(やった!!)

私は小さくガッツポーズをし、挨拶をした。


その後、廊下に出て水場でドリンクの片付けをしていた。その頃だろう。

私は急激なめまいと腹痛に襲われ、息ができなくなっていく。

『カヒュッ…カヒ…』

(なに、これ。)

(まずい、かも。)

周りを見渡すが人がいない。

視界がグラグラして暗くなる。次の瞬間、私は倒れてしまう、かと思ったら、誰かに肩を捕まれた。

「…ッ!おい!」

(だ…、れ?)

かすかに聞こえる誰かの声を最後に、意識が無くなった。

<続く>

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