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「次にヨーロッパ全土の記録的猛暑について我が国では,,,,」
淡々と会議は進んでいく。それはきっと
「ねぇアル。結局アリスだけで進めてない?やっぱり,,,,ほんとにアーサー失踪したんじゃないの?」
「う、ううん,,,,」
野蛮で皮肉家のアーサーがいないからこんなにも会議はスムーズに進む。それに、いつもは訂正だったり無茶なこと沢山提案するもんだから続々と意見が出るはずなんだけれど今回は非の打ち所がないほど完璧だった。
誰でもできるもので、時間やお金は多少かかろうとしても今の状況からは少なくとも良くはなりそうだなとは感じた。
「以上がイギリスからの提案とする。何か質問のある者、異議のあるものは?」
「はーい」
「,,,,はいそこ、フランシス」
「ねっアリス。久しぶりだね」
「会議に失言は許さない。何も話すことがなければ別の者に焦点を変える」
「いやいやちゃんと用はあったよ。良い案だ。あいつが考えたのかアリスが考えたのか、それはよく知らないが今までで1番出来は良かった」
「そうか」
「でね。なんで今日アーサーいないんだろう」サラッと出したその言葉に皆が目を丸にしていた。あの米国でさえ口を噤んでいたのに、さすが腐れ縁は違うと言ったところか。肘をつきながらリラックスした状態でフランシスはずっとアリスを見つめていた。
ふぅとため息をついたあと、アリスは手に持っていた書類をまとめあげ、スパンといい音を出しながらフランシスの頭を叩いた。
「イッッタ!」
「忠告はしたはずだが?会議に必要があることを発言しろと言ったのだけれど」
そのオーラはアーサーと変わらず。いくら女性だからといって男性側と反比例することはなかったのだ。アリスは少し周りを見渡したあと、時計を見てまたマイクをつけ直した。
「時間が押していた、すまない。きっと車がもうロータリーに来ているはずだから荷物をまとめたものから帰ってもらって構わない。また明日の会議もよろしく頼む。開始は午前10時からだからな、遅刻は厳禁。特にヴァルガス兄弟!」
「ヴエッ!?」
突然指名されたその声に驚いたのかフェリシアーノの声が響いた。その声を確認したのか一番に退室したのはアリスだった。
「ごめんアルフレッド先帰ってて」
「え?エミリーはどうするのさ。今日は混むからって言ってただろ。分かれると簡単には帰れないかもしれないぞ」
「それならいくらでも待つから。さっ」
「えー,,,,」
考えていることなど分かっていたために承諾して会議場を出た。案の定、ロータリーまでは人の道が出来ていて所々で止まったりする。長い時間の会議後だったために腹が減りいつものを出すと後ろから声をかけられた。
「アルフレッドさん」
「あぁ菊。君から話しかけるだなんて珍しいじゃないか 」
「私たち、しばらくイギリスに滞在するんです。アルフレッドさんたちは?」
「え俺たち?んー、えぇ?どうだろ,,,,なんにも上司からは言われてないからなあ」
「そうなんですか?」
キョトンとした顔で桜も現れた。菊に「お邪魔だったかしら」と聞いていたがそんなことないという首振りを菊はしたために桜はまた再びこちらを向いた。
「私たちはイギリスから要請を受けてここで捜索することになりました。ちょうど皇室からも訪れる予定があったために丁度いいと言われまして」
「他の国,,,,ルートヴィヒさんやフェリシアーノくんにも聞きましたがある程度皆滞在して、それからまた戻るとおっしゃっていたのでアルフレッドさんたちもかと思いましたが,,,,どうやら思い違いだったようですね」
「,,,,え?」
もしかして世界中に情報が出回ってるのか?それほど重要だったのか。それに、ドイツまでもが真面目に参加しているだなんて信ぴょう性がありすぎる。
「いえ、私たちもボランティアに入ると言われたのでただいるだけです。それに滅多にもらえない外国、しかもヨーロッパへの航空チケットですしフランソワさんに案内でも頼もうかなと思っていたのです。それでは」
「ちょ、ちょっと待って桜!!ってことは今から彼女達の方に行くってこと?」
「ええそうですよ」
「俺も着いてく」
「はい。もちろんいいですよ」
まるで、俺がその言葉を言うのを待っていたかのように返事をした桜ならず、菊までもが柔らかく微笑んでいた。
ホスト国が利用する待機室を訪れ桜がノックをしようとするとガシャンという音が響いた。
「ウソなんの音?」
「,,,,カップじゃないか?ごめんね桜ちょっと俺に先入らして」
「えぇ分かりました」
ドアを開けると揉み合っているアリスとフランソワ、その横でアワアワしているフランシスとエミリーがいた。
コメント
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おお、第2話読んだよ!会議シーン、めっちゃスムーズで笑ったわ。アーサーいないとこんなに平和なんだなって(笑)フランシスがサラッと触れたら即アリスに叩かれてて、腐れ縁の空気感がリアルだった。 各国の捜索?って展開も気になるし、最後の揉み合いも含めて続きがめちゃくちゃ気になる……これは次、絶対読まなきゃ!🔥