drs)はぁ、っ……はぁっ、しるく!!!
slk)…社長!?どうしてここに…
drs)そんなことはいい!あるふれはどこだ!!
drs)なぜ……なぜ止めなかった!?
slk)…本人がそう望んだからです。それに、俺は何度も何度も確認しました。本当にいいのかと…
kznk)っ、お願いします…
alp)あるふれを……息子を助けて……
slk)……
drs)……今すぐ止めろ、計画は中止だ、あの機械の電源を全て切れ…
slk)…それはできません、それをしてしまうと、ここら一帯の電気が止まってしまう、
俺は無力だ。弟1人救うことが出来ない。
なにが……なにが社長だ…なにが長男だ…
気がつけば、あるふれの入った装置を探してひた走っていた。
hmt)兄さんっ!!!
〜
drs)…っ、見つけた……おいしるく!いつから眠った?
slk)…え、っと……およそ、1時間半ほど前から……
drs)…っ、まだ間に合う……
白い服を着て、白い布で目隠しをしたあるふれは、とても美しかった。
drs)…っ、あるふれ、あるふれ!!!
鉄パイプで機械をひたすら殴り続ける。
hmt)兄さんっ!
drs)お前も手伝え!!!
hmt)え、っ…う、うん…っ、
ガンッ、ガンッという金属音が響く。
slk)社長……
drs)俺が……俺達が全部間違っていた……
hmt)……っ…
ついに装置が壊れ、あるふれへの道が開ける。
drs)あるふれっ!!!
ひどく冷たかった。当たり前だ。
動かないあるふれを、これでもかというほど抱きしめる。
hmt)……兄さん……あるふれは……
drs)……
答えられなかった。
その後あるふれは病院へ救急搬送され、国立病院の地下にある、特殊治療室に入る
snm)…見えてなくてもわかる、とても無機質な場所だね……
kznk)…あるふれ……
俺らは、広い部屋のど真ん中のベッドで眠るあるふれを、扉のガラス越しでしか見ることが出来なかった。
alp)……
hmt)父さん……
alp)モブをどうにかしてくる。
drs)…わかった…
それから、俺らは毎日病院に通った。
続く
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