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推し色に染まる 第4話
「真実?」
「あの、カカオはシンクリンと名乗っていますけど…?」
「えぇ?!そんなはずないにゃ!」
可愛い声のガーナちゃん。ガチ可愛いわあ。でもカカオの方が可愛いんだから!(⚠オタクは新規でも母親や誰かわからぬ目線になります⚠)
「…はあ。ガーナ。」
「…え」
「ガーナのせいで最悪だよ!今任務中だって言うのにさ!」
突然カカオがガーナちゃんを叱り出す。可愛い…!って!違う違う!止めないと!
「ちょ、ちょっと!来てください!兎月カフェ入りましょうか!!」
私は半強制的にカカオとガーナちゃんを引っ張る。力を抜いてるのか食べてないのか…。軽かった。
「えぇ〜と?」
気まづいなか、絵梨ちゃんが声をかける。
「カカオくんとガーナちゃんで合ってます、よね?」
と。私は2人をずっと見てたい気持ちだったけど、無理だと思った。なぜなら…カカオ達のチャンネルでは親であるシュガーさんが記憶処理をするから。私は記憶処理されたら、カカオと出会った記憶を消されちゃう!そんなの…嫌だ!
「…ああ。」
カカオさんが口を開く。
「…君達、どこまで知っているんだい?」
「YouTubeに乗っているところまでです!1番最近のは、ビターさんの……の奴です!」
「兄さん達も知っているのか、厄介だな。」
「…記憶処理、行いますよね、、?」
私ダメ元で尋ねてみた。
ガーナちゃんはチラチラ私を見てくる。
「ガーナ、まさかと思うが…」
「ねえ、あなた!名前なんて言うの?」
ガーナちゃんに私は声をかけられた。
「え、私は海月姫です。こっちは私の友達の絵梨ちゃん。」
そう言うと、
「海月姫ちゃん!可愛い名前だね!絵梨ちゃんもすごい可愛い!2人とも、私のお友達になって!」
「えええええええええ”ぇ”??!!」
絵梨ちゃんがすごい声を出した。正直、私も大きな声を出したかった。
「私も、私もガーナちゃんとカカオ…ん”ぅん。カカオくん…ともお友達になりたいです!」
絞り出した声で私は言う。絵梨ちゃんも、
「私もです、、、!」
と言った。
「僕ともかい、?」
「あの私カカオ…ん”ぅん、カカオくんのこと、大好きなんです!」
「…カカオって呼んでいいよ」
「え!がちですか?????!!!!!」
ヤバすぎる!!!!
カカオ〜〜!!!
「じゃあ早速なにか頼もうよ〜!!」
人懐っこいガーナちゃんが率先して注文をし出す。
「カカオはチョコの何を頼むの?」
控えめに私が質問すると、驚いた顔をされた。そして気付く。私、チョコ限定にしてる?!キモオタだと思われるかも…!!やばいやばいよ、、、!
「…僕はチョコケーキを頼むとするよ。」
と応えてくれた。好き。ガチですき。結婚してくださいって感じ(?)
「絵梨ちゃんは何を頼むんだにゃ?」
「あ、あ”ぁ、私はいちごタルトを…」
「海月姫ちゃんは〜?」
「私はチョコレートケーキとチョコラテとチョコマカロンを…」
「チョコ好きすぎでしょ?!お兄ちゃんみたい!」
とガーナちゃん。そう。そうなの!カカオのお陰で私はチョコが大好きになったの!やばい!やばい!バレてる!!
「僕もチョコラテを…」
注文が終わり、無言になる。
「あの、2人とも、このあと予定ある?ですか?(?)」
「空いてるにゃー」
「僕は仕事が…」
残念、カカオは仕事か。ガーナちゃんは絵梨ちゃんと出かけて欲しいし…
「…そう、ですか」
「…でも〜早く終わるな〜今日の仕事〜楽だから〜」
わざとらしい。そう思うけど………。嬉しいよおおお
「じゃあ仕事!終わったら遊びに行きましょう!お願いします!!」
と言った。すると
「ああ。」
少し笑ってくれた気がする。
「じゃ、じゃあガーナちゃん!私とも出かけてくれませんか??」
と、絵梨ちゃんが話しかける。
「もちろんだにゃ!」
と、2人も出かける予定を立てたみたい!最高すぎる!