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製作途中だった歌は作り終え 、
「 会えるかな 、 」
やっぱり彼女に会いたい 。
夜の冷たい風に靡く髪
ふわ っと香る香水の匂い
あんな彼女に一度は触れてみたい 。
という想いで 、
「 来ちゃった 、 」
自分でも可笑しくて笑ってしまう 。
会えない 、なんて分かってるけど
「 あっ! 」
何となく聞き憶えのある声だと思えば 、
「 後ろ姿で分かっちゃいました 」
彼女はにっこりと笑う 。
連絡先は知らない 、
ましてや名前だって知らないのに 、?
こうやってまた同じ所で会ったのは
「 やっぱり 、運命ですかね ? 」
彼女は目尻に皺を寄せ 、くしゃっと笑いながら僕に問い掛けた 。
僕の恋はここから始まったように想える 。