コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【みんなが寝てる時間】
一華︰「スヤスヤ」
純太︰「スースー」
湊斗︰「スヤスヤ」
・・・
花梨︰(ベットに寝転んで天井を見上げている)
花梨︰「はぁ」(ため息)
花梨︰(起き上がって歩く)「ペタペタペタ」
【フルートを持って屋根に登る】
花梨︰(フルートを吹く)(♪〜〜)
湊斗︰(起きる)「ん…」
湊斗︰「花梨がいない。」(音のする方を向く)
【湊斗が屋根に登る】
花梨︰「!」(振り向く)
湊斗︰「ちょっと良い?」
花梨︰「良いよ」
湊斗︰「なんで屋根なんかで吹いてるの?」
花梨︰「このフルートはお母さんが亡くなるときにくれたものなのだからお母さんと一緒に居たときを思い出しながらいつも吹いてるの」
湊斗︰「だから今日も寂しそうな顔したの?」
花梨︰「だって。お母さんが亡くなったように一華も純太も湊斗もみんな高校生になったらバラバラになってみんなのことなんてわるれてしまうでしょう!」
湊斗︰「ならないよ!」
花梨︰「証拠は?」
湊斗︰「…」
花梨︰「ないなら言わないでよ!どうせ湊斗も私のこと忘れちゃうんでしょう!」
花梨︰「だから悲しい顔するなって言いたいの?もうほっといて!」
湊斗︰「大丈夫だから!」
花梨︰「大丈夫じゃない!」
(花梨を抱きしめる)
花梨︰「…」
湊斗︰「大丈夫だ。」
湊斗︰「証拠なんかなくて良い!俺は花梨といたいから。大丈夫だよ。」
花梨︰(笑う)「フフフッ」
花梨︰「もう。湊斗にはお手上げだよ」
湊斗︰「寝よう。」(手を引く)
花梨︰「話聞いてくれてありがとう。」
湊斗︰「ううん。良いよ友達だから」
花梨の考えてること︰『でも…多分私からしたら…』
湊斗の考えてること︰『友達って言ったけど…』
【まだ2人はそんな気持ちが恋だとは知らないままお泊り会が終わり夏休みの夏が終わっていくのでした】
つづく