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〈前回のあらすじ〉
ガンキの過去を聞きました。(え?なに?最近あらすじが雑くないかって?わかりにくいなら、前回見ようね!)
〈本編〉
アメリカは思い切って聞いた。
アメリカ:「なぁ、お前の息子は俺を恨んでいると思うか?」
ガンキは少し考えてからこう答えた。
ガンキ:「恨んでいるだろう…しかし、同時に感謝も感じているはずだ…まぁ、儂にもわからん…親子でも、」
アメリカ:「親父とは、反対だな…」
イギリスはドキッとする
イギリス:「(え?なんで私!?)」
ガンキ:「儂は、英国とは教育方針が違うんでな…」
アメリカ:「皮肉のつもりか?」
イギリス:「私は少なくとも、あなた達のことは礼儀正しく育てたつもりです…」
イギリスにはきいているようだ
アメリカ:「礼儀正しく?今のところ、礼儀正しいやつカナダしか思い浮かばないぞ?」
アメリカはとてつもなく強い返しをする
イギリス:「ニュージーランドとか、オーストラリアとか、いるじゃないですか…」
アメリカ:「あそこは、野蛮だろ、というか、選択肢に俺がいないのはどういうことだよ」
イギリスはいう
イギリス:「あなたは反抗期がすごかったので…」
アメリカはふっとイギリスを鼻で笑う
アメリカ:「あれは親父が悪いだろ!紅茶の税上げやがって!」
イギリス:「うるさいですね!あれは仕方なかったんですよ!こちらにも事情というものがあ…」
ガンキは遮るように
ガンキ:「親子喧嘩か?やめろやめろ、ろくな事にならん」
という。
イギリス:「そんなの一番私がわかっていますよ…こんなことになるとは思いませんでしたよ。今、世界の中心にいるのは間違いなく、アメリカ…アメリカが独立なんてしようとしなかったら、今頃私が…」
ガンキ:「無理じゃろ」
アメリカ:「無理だな」
二人は揃ってそういった。
イギリス:「ははは…冗談ですよ。そうなれば、よかったなと言う話です。」
アメリカ:「親父って意外に腹黒い?」
アメリカがにやにやしながらイギリスに問う
イギリスはにっこり笑ってこういった
イギリス:「そんなつもりありませんよ」
イギリス:「私はこれで、」
イギリスは席を立ち、会議室を出ていく。
アメリカはイギリスが会議室を出ていき、廊下を歩く音が聞こえなくなるとガンキに言った。
アメリカ:「なぁガンキ今、神杯の所有権って誰にあるんだ?」
ガンキ:「今は…ロシアになるな…」
アメリカは驚いたような顔をした。
アメリカ:「(まじか…なんでロシア?神杯は意思がある…じゃぁ、なにか意味が?)」
ガンキ:「そんなに深く考えって理由なんて分かりっこないわい、神杯にしかわからん」
アメリカはガンキの言葉を聞いて、
アメリカ:「それは、そうだな…ガンキ神杯に戻っていいぞ」
といった。
ガンキは神杯の中に戻っていく。吸い込まれるように
アメリカは席を立ち、神杯を持ってきていた紙袋の中に入れる。そして、会議室を出る。
アメリカ:「(一旦、今日は俺の家に持ち帰ろう…カナダになにか言われても無視だ。結局、朝起きたらロシアのところに行くだろう)」
アメリカは自分のオフィスに戻り、仕事に取り掛かった。
時間は流れ!退社時間!!
日本:「お先に失礼します。」
ロシア:「お、珍しいな、お前が早く帰るなんて」
日本:「今日は早く帰らないと、妹に怒られますので…」
日本は笑ってそういった。
ロシア:「今日だけ…か、いいなお前は…」
日本:「(あ、嫌な予感がする…早く帰りましょう!)じゃ、さようなら」
日本はそう言って、逃げるように去った。
ロシア:「俺は、ベラルーシが…なんで…」
中国がロシアの肩を叩き言った。
中国:「その血の運命(さだめ)アル」
ロシア:「どっかの少年漫画か!」
ロシアはそう言って、中国の手を振り払う。
ロシア:「俺も帰る」
ロシアはそう言って自分のカバンに手を伸ばす。
中国:「すねたアル」
中国は人を煽るような口調でそういった。
ロシア:「お前ぇぇぇなぁぁぁ…」
ロシアはカバンの中からハンマーを取り出す。
中国:「じゅ、銃刀法違反アル!!」
ロシア:「うるせぇ黙れ次喋ったら56すぞ…」
中国がロシアの目を見ると、確かに目の中に殺意があった。
中国:「じょ、冗談!冗談アルヨ!」
中国は両手を上げる。
ロシア:「まじで覚えとけよ…」
ロシアはそう言って、よろしくない指を立ててオフィスを出ていった。
中国:「(愛されているだけ有り難く思ったほうがいいと思うあるが…)」
中国はガンキの話を思い出す。
中国:「(我は今北朝鮮をどう思っているアル?好きとかそんな恋愛感情はねぇアル。北朝鮮はあの話を聞いて、我のことをどう思ってるアルカ?いや、今考えることじゃなぇアルナ…)」
一方、北朝鮮の方は
北朝鮮:「今日の会議の内容意味わかんなかったなぁ…まぁ、いっか!」
北朝鮮は話を理解していなかったため、そんな事考えてもいなかった!!
ロシア:「(はぁ〜今日も家にベラルーシがいるんだろうなぁ…なんで、鍵閉めてるのに入ってこれるんだよ!鍵を変えたその日のうちに、合鍵作りやがって!!)」
ロシアは家の扉に手をかけた。
瞬間、扉が開く。
ベラルーシ:「兄さん!おかえり!ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」
エプロン姿のベラルーシが出迎えてきた。
ロシア:「飯!」
ロシアは力強くそういった。
ベラルーシ:「は〜い」
ベラルーシは奥に引っ込んでいく。
ロシア:「(はぁ…今日もお風呂上がったら、自分の部屋にこもろ…鎖国鎖国)」
食卓には豪華な食事が並ぶ。
ベラルーシはロシアの横でニコニコしている。
ベラルーシ:「どうしたの?兄さん?なんで食べないの?あ〜んしてあげようか?」
ロシア:「却下する!」
ベラルーシ:「そう?」
ロシアはごはんにがっつき始める。
ロシア:「料理に何も入れてないよな?」
ベラルーシはニッコリして言った。
ベラルーシ:「少なくとも兄さんの体に悪いものは入れてませんよ♡」
ロシア:「は?」
ベラルーシ:「ふふふ…」
ロシア:「今日はもう寝る!」
そう言って、ロシアは席を立つ。
ベラルーシはすごい形相になって、服の裾を掴む。
ベラルーシ:「なんで、最後まで食べないんですか?」
ロシアは、ベラルーシを振り払って自分の部屋に駆け込む。
ロシアは自分の部屋の扉に鍵を掛ける。
ベラルーシ:「開けなさい!!開けて!!」
バンバン!
ロシアは息を殺して体を扉に押し付ける。
ベラルーシ:「扉なんて、簡単に壊せるのに!なんで壊れないの!?」
ロシア:「ベラルーシ!近所迷惑になる!やめろ!」
ロシアは怒鳴るような口調で言った
ベラルーシは、はっとする。
ベラルーシ:「ごめんなさい…」
そういって、扉から離れる。
ロシア:「(ふぅ…危なかった、もっと頑丈にすべきだな…)」
ロシアはそう言って、床についた。
2時間後
アメリカ宅
アメリカは自分の家の自分の部屋で神杯について調べていた。
アメリカ:「(神杯を結局家に持って帰ってきてしまった…)」
アメリカはため息をしながら、資料を読む。
コンコン、部屋の扉が叩かれる。
アメリカ:「カナダか?」
扉越しに返事か聞こえる。
カナダ:「うん、兄さん」
アメリカ:「何しに来た?」
カナダ:「何か飲みたいものあるかなぁ〜って思って…」
アメリカ:「じゃ、コーヒー」
カナダ:「ちょっ、カフェイン摂取しちゃ駄目だよ!」
アメリカ:「ちぇー、じゃカナダに任せる」
カナダ:「わかった!」
カナダはるんるんで廊下を歩く。
12分後…
トントン
また、扉の叩く音が聞こえる
アメリカ:「入っていいぞ」
カナダ:「うん」
カナダは扉を開けて、アメリカの部屋に入ってくる。
カナダ:「どうしたの?」
カナダはそう言いながら、アメリカの机に湯気の出ている熱々マグカップを置く。
アメリカはマグカップの中を覗く。
アメリカ:「これ!」
アメリカは目を輝かせる。
カナダ:「ふふん!」
カナダは喜んでいるようだ。
マグカップの中はホットミルクの中にはちみつを入れたものだった。
アメリカはマグカップの中身を飲み干そうとする。
カナダ:「ちょっ!熱いかr…」
アメリカ:「あっつ!」
アメリカは舌をやけどする。
アメリカ:「朝起きたらヒリヒリするやつだぁ〜」
カナダ:「先に言っておけばよかった…」
カナダはため息を付いた。
アメリカ:「ま!ありがとな!」
カナダは元気よく
カナダ:「うん!」
と返事した。
カナダ:「じゃ!」
カナダはそう言って、アメリカの部屋を出る。
アメリカ:「ふー、ふー」
アメリカは息を吹きかけて冷やす。
アメリカ:「ごく、ごく」
アメリカは勢いよく口の中に流し込む。
アメリカ:「うまぁ…」
アメリカはマグカップの中身を飲み干す。
アメリカ:「これでひと頑張りするか!」
アメリカが隠していた神杯に手を伸ばすと、
アメリカ:「うっ!急に眠気が…」
アメリカに唐突な眠気が襲う。
アメリカ:「まさか、マグカップに!?いや、それはない…か…くそ………ねむ……神杯を朝まで観察しようと思ったのに…………」
アメリカは気づく。
アメリカ:「神杯が眠気を!?ロシアのところに移動するために!?くそが………もしそうだと………し……た……ら………」
アメリカは寝てしまった。
続く…
すいませんんんんんんんんんんんんんんん!!
11時頃に投稿するとか言って12時頃に投稿して!!
コメント
1件
ベラルーシわろたあwその日のうちに合鍵すげえなてか北!!もっと考えろ!!