すみません!遅くなりました!!
続きは飛んで放課後の練習からのお話
暴力表現&流血表現あり
結構強めです。
それではどうぞ
ツッキーと2人で部室へ向かい、着替えをしている時、ツッキーが『今日は僕の家に泊まってって。』と言ってきた。
昨日、ツッキーにあんな酷い事言ってツッキーの家に言っても気まづいし、殴られていることもバレそうなので
『いや、急に僕が行ってもおばさん(ツッキーのお母さん)が困るだろうし…』と断ろうとするも、
『いや、昨日にはお母さんに言っといたし、今頃多分おばさん(山口のお母さん)に連絡入ったはずだし、だから絶対。』と言われた。これは完全に断れない。『分かった。』と言い、早く着替えを終わらせて体育館に向かった。
『コンニチハ。/こんにちは!』
と言って体育館に入ると、すぐに澤村さんと菅原さんが僕の所に来た。
澤村:『どうだ、調子は。』
あ、昨日はほんとにすみませんでしたっ!💦とつい声が大きくなる。
菅原:『いやー、調子良さそうで良かった。もし何かあったらちゃんとこのママに言うんだぞっ!』
澤村:『こら、菅原ふざけるんじゃ無い。山口、何かあれば俺たちじゃなくても縁下とか誰かにちゃんと言え。』
分かったな。と言われて、自分はみんなに心配されているんだな。と安心した。
練習中も『ナイスレシーブ!』や『ナイスサーブ!!』など、常に誰かの声が聞こえる。この声を聞くと、どんなに辛い練習にも耐えられる気がした。
練習が終わり部室へ戻ると、日向達が騒いでいた。明日は英語の単元テストがあるらしい。僕は意識する程の事では無いけど、ここで赤点を取ったら遠征に行けなくなる訳では無いものの、補習があるらしく、貴重な練習を削られるので日向達は椅子を机代わりにしてツッキーと縁下さんに教えられていた。しばらく時間が掛かりそうだったので僕は影山に英語を教えることにした。30分ぐらい経ち、一通のメールが来た。
『今すぐに倉庫に来い。』
僕は、行くべきかどうか迷った。正直、もう痛い思いはゴメンだ。でも逃げ続けてもエスカレートするのは分かっていた。それに大会まで残り3週間だ。これ以上練習を邪魔される訳にはいかない。今日こそ、僕1人で終わらせよう。
『ちょっとトイレに行ってきます。』
と言い、外は土砂降りで風邪を引かないようにジャージと傘をさして倉庫へ向かった。
倉庫へ向かうと、モブ男達がもう既に居た。
『なんだ、もしかして殴られたくて待ち伏せでもしてたのかw』
思ったより早く来て少し驚いたのだろうか。いやでもさっきまで部室に居たんで。と心の中で呟くと覚悟を決めた。今日で絶対に終わらせる。
『ねぇ、もう止めてくれないかな。』
人通りが少ない倉庫は僕の声を何倍も大きくした。モブ男達は黙り込み、もうやっと終わった…と思った。そう思ったのも束の間、主犯のモブ男が
『やれ。』
と言った瞬間に後ろからバットで思いっきり頭を殴られた。途端に視界がぐにゃりと歪み、足元はふらつき立つのがやっとだった。目の前に居たもう1人のモブ男が僕の顔面を拳で殴った。
僕は後ろに倒れると休む間もなく金属バットで脇腹を殴る。
『ぐはっっっつ!!』
痛みで顔を歪ませ、蹲っていると次は背中を蹴られる。
『やめ、、ろ、、、、』
と言っても、モブ男達は殴ることを止めず、バットや足で蹴られてはバットて殴られるの繰り返しだった。
お腹を蹴られて仰向けになるとモブ男達が『せーのっ』と言うと僕の両腕を同時にバットで殴った。
『ぁぁぁぁぁぁあ”あ”あ”あ”!!!』
今までとは比にならない強い痛みで僕は血が出る程強く唇を噛んだ。その後も腕を踏まれずっと叫び続けることしか出来なかった。
全身を殴られ続け、頭の中でプツン。と何かが切れた音がした。同時に僕の声が出なくなった。痛みに耐えるので必死なのに声が全く出なくなり頭がおかしくなりそうだった。
『こいつ、途端に声出さなくなったぞ。』
『怖くて声の出し方も忘れたのかよ笑』
『もっとやろーぜw』と笑いながら僕を殴り続ける。
ずっと殴られ続け、主犯のモブ男に
『立て。』と言われたが、全身痛くて自力で立てるはずもなく、2人のモブ男に無理やり立たされた。両腕を抱えるようにして僕を固定すると、
主犯のモブ男が
『山口これで最期だ。消えろ。』
グサッっと音がすると腹部に強烈な痛みが襲った。主犯のモブ男の手には血塗れのナイフが握られて、今、自分刺されたんだ。と理解するまでに時間がかかった。僕はそのまま前にドサッ。と倒れ込んだ。モブ男達はケラケラと笑いながら僕を見下ろす。
『あー、可哀想になw誰にも気づいて貰えずに1人で死ぬんだもんなww』
え、自分死ぬの………?
まだ、皆とバレーボールがしたい。それにまだツッキーに謝ってない。
…….ツッキー、、、ツッキー…….
お願い。声出て。口をパクパさせて僕はずっとツッキーと呼び続けた。
『こいつ、声出せねークセにずっとツッキー、ツッキー呼んでるぞwどうせ来ないのになw』
『さっさと死ねよ!!おらっ!』
そう言ってモブ男は僕のお腹を蹴りあげる。ビチャ。と僕の口から血が沢山出てくる。もう全身の痛みも何も感じない。僕はもうここで死ぬんだ…….
ツッキーごめんね。
心の中で何度も何度も唱え続けた。
でもやっぱり死にたくない。
声が出ないなら自分から行って助けを求めれば良い。
地面を這い蹲るように必死に腕と足を動かす。地面は皮膚を裂くような冷たさだった。視界もどんどん暗くなってきて、もう完全に動けなくなった。モブ男が『では最期の1発いきまーす』と足を振り上げた。僕はお腹を守るように蹲った瞬間、
『ーーーーーー!!!』
声が聞こえた。もう誰の声かも分からない。ずっと身を構えているけど、衝撃も来ない。
意識が飛びそうになったとき、フワリ。と体が浮いた気がした。もう死んだな。と思って僕はそのまま目をつぶった。
続き♡1000(((🤛🤛🤛調子乗りすぎ!
よろしくお願いします🙏💦💦💦
コメント
9件
山口…私がモブ達をやってやるかんな! 続き待ってますm(*_ _)m
モブ☆☆☆😡 山口死なないでね🥺
山口……、。 続き待ってます…!