テラーノベル
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この世界には『人間』と『妖』の二つの種族が存在している。
しかし、妖の中には、人間と助け合い共存する善妖と、人間や善妖たちに害を及ぼす悪妖と呼ばれる二つがいた。
そんな悪妖たちから人間や善妖を守るべくして生み出された国家直属の組織、『妖討軍』があった。
『妖討軍』に所属する軍人たちには一つだけ、共通することがある。
それは、自分の持つ何かを代償として差し出し、妖と契約した者たちが集まっているということ。
これは、そんな『妖討軍』に所属している軍人たちの日々を、生きた証を皆様にお届けするためのお話し。
ベッドの横にある小さな窓から朝日が差し込んでいる。その光がちょうど顔に当たって眩しい。
それに追い討ちをかけるように目覚まし時計が静かな部屋に鳴り響いた。
俺はしぶしぶ目をこすりながらのそのそと起き上がった。
悠真『ん…ふわぁぁ〜…。…ねむ。』
あまりの眠気から自然に二度寝をきめようとしたその時。
ドンドンと部屋の扉を誰かが強く叩いた。
??『おい悠真!朝だぞ!』
『まだ寝てるとか言わねぇよな〜?』
『早く準備して開けろ!遅れんぞ!』
朝からあの大声を聞くとは、最悪だ。
俺は唸りながらさらに布団に潜り込んだが、あの声が止む気配がなかったから仕方なく起き上がって、寝癖の残る頭をかきながら扉を開けた。
悠真『おい…朝からうるさいぞ…膳…。』
コイツは俺の幼馴染の鳴上膳(なるかみぜん)だ。昔から大声がチャームポイントの元気な奴だ。
膳『お、やっと開けた。』
『やっぱり寝てたんじゃねぇか〜。』
『ほら、さっさと着替えてこい。じゃないと遅れるぞ?』
なんだか今日はやけにテンションが高いなと思いながら制服をハンガーから外す。
膳『なんたって今日は…。』
『妖たちと契約できる日なんだからよ!』
妖…契約…妖と契約…。
そこで悠真はやっと重大なことなんだと思い出して目を見開いた。
悠真『は…はあぁぁぁぁ?!』
『おい!それ早く言えよ!』
俺は急いで歯を磨き、髪をとき、制服を着た。
小走りで部屋を出て、鍵を閉めると広間まで全力で走った。
膳『ちょっ、おい、待てってー!』
あわてて膳も悠真を追いかけて走った。
煙
2
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こはる
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小恋路
コメント
1件
あらすじ読んだだけでもう世界観に引き込まれたよ…!人間と妖が共存してて、代償と引き換えに契約するって設定、すごく重くて深そうで好き。悠真くんが寝ぼけてるのに膳くんのテンションに巻き込まれて慌ててる姿、可愛かったしギャップ萌えした。2人の幼馴染感もいいね。これからどんな契約を結ぶのか、続きすごく気になる…!読ませてもらうね🌙