私がまだ幼い頃、祖母と祖父の家に行き、よく一緒に遊んでいた。とても楽しかった。
この日がずっと続いたらいいのにと思っていた。
だが、一緒に遊べなくなってしまった。
それは、私の祖父がなくなってしまったからだ。それも私が高校卒業式前日に。
突然の出来事だったため、私は何も出来ず、泣くことしかできなかった。
私が医療の大学に合格し、白衣姿を1番最初に祖父に見せたかったのに。なんで。
私は卒業式当日を迎え、祖父が死んでしまったという現実を受け入れることが出来なかった。
「おじいちゃん、無事大学に合格したよー!見て見て!!白衣姿かっこいいでしょ〜!!」って言いたかった。思いっきり褒めて欲しかった。抱きしめられたかった。
でも、最後の祖父の言葉はこうだった。
「泣くな、笑顔でいなさい」
私はその言葉で、笑顔になれた。そして、最後まで祖父を笑顔で見届けた。
その後祖父がなくなってから1年が経とうとしていた。私はもうすぐ大学2年生になる。
立派な医療従事者になって、たくさんの患者さんを助けることが私の目標だ。
だから、いつまでも空で見守っててね。おじいちゃん。
私、頑張るよ。
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