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紫side


「赤くん…」


ベッドで気持ちよさそうに眠っている赤くんに話しかける。


「赤くん、俺ね、間違ってたよ。」


「長男だから、って言われ続けて、イライラして、


弟に、


赤くんに言っちゃったんだ、、


「お兄ちゃんなんだから。」


って。。」




「ごめんね。


ごめんなさい。


長男なのに気づけなくてごめんね。


苦しませちゃって、ごめんね。」



兄弟の前では決して見せることのない涙が目から溢れ出してきた




「はやく、おきてよ、、。」


カサカサな声で言いながら、


淡い赤色の髪をやさしくなでる。


「もうちょっとでハロウィンだから、みんなでケーキ買いに行こ?」


「赤くんが大好きな苺のショートケーキ、買いに行こう?」


「いじめっ子たちは退学になったよ?」


「俺たちは、赤くんのこともっと、もーっと、大切にするよ?ね?」




静かに沈黙が流れる。





「……明日、また来るね。赤くん…。」




気持ちよさそうな寝息が個室の中を駆け巡る。



静かにドアを閉め、足早で家へと帰った。

















ー作者からー

画像



コメント返せないのがむなしい、、。←アプリじゃない人


名前さえ分からない、、(´;ω;`)


っていうかありがとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ


うん、じゃあ、おつきらーー


次回:♡11~

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