6話 「…」
ザザッ…ザーッ…
司会者「戦う相手を発表していこうと思います!!
1試合目 イングランド対スコットランド
2試合目 イギリス対大英帝国
3試合目 ウェールズ対北アイルランド
司会者「イングランドさんとスコットランドさんは準備を始めてください!!
イングランド「…スコット
スコットはずっと床を見つめている
自分だってスコットとは戦いたくない…
イングランド「これが最期なんですね…
スコットは黙ったまま何も話してくれない
イングランド「ごめんなさい、またいつか会えたら会いましょう
もっと言うことがあるのに…こんなことしか言えないんでしょうか
イングランド「…さよなら
司会者「両者武器は決まりましたね!!舞台に上がってください!!
イングランド「スコット、悔いが残らないようにしましょう
スコットからの返事は絶対の帰ってこないってわかってます
でも…これでいいんです
司会者「試合開始!
スコットランド「…ごめんな
スコットランド「自分にはこんなことしかできないんだ
自分にできる精一杯の笑顔を作り、短剣を喉に突き立てる
イングランド「スコット…っ!?
スコットランド「…じゃあな
喉元に突き立てた短剣を横に引く
イングランド「スコット!?なんでそんなことするんですか…!
スコットの喉元からどろどろとした赤い液体が流れる
スコットランド「ヒュウッ…ヒュウッ…
なんでなんでなんでなんでッ
なんでそんなことするんです!
勝手に自分を置いていかないでくださいよ…っ!!
イングランド「ねぇっ…スコット!!
ザザッ…ザーッ…
司会者「あれ?もう勝敗決まっちゃいました?
司会者「こんなに早いのは初めてですよwww
ウェールズ「こいつっ!!
ウェールズが司会者を殴る
パァンッ
司会者「…乱暴ですねwww
司会者「そんなことしても無駄ですよ?死んだ者は戻ってきません
司会者「いや、まだ死んでませんねww瀕死ですがww
下品な笑い声が会場に響く
なんでこんな言い方ができるんだ…意味が解らない
北アイルランド「お前…覚えとけよ…?
北アイルランドが司会者を睨みつける
司会者「まぁ殴られたのは少々癪に障りますね
司会者「…消えろ
バチンと大きな音を立ててウェールズの手がもげる
ウェールズ「いだィ゛ッ、な゛ンでッ
司会者「どうせ元通りになるんです
司会者「人を殴るような手はいらないでしょう?
ウェールズのもげた手が結晶になり、粉々になって消える
司会者「死んだ者はああなります!!いいお手本ですね♪
イングランドとスコットランド以外がハッとしたように会場を見る
もう遅かった。スコットランドはもう大部分が消えている
ビーッ!!
司会者「一試合目勝者は…イングランドさんです!!
コメント
1件
あ"〜〜~好きですイングランドさんの泣き叫んでる感じ?がとても好きです!!