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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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剣士署に着く。準備をして、朝礼に行く。

奏さんがいた。

でも、話すことがないまま、行ってしまった。

今日も見回りへ。

皆で見回りながら歩いていると、

『あら、剣士たちじゃないの。見回りご苦労様ね〜』

昨日のおばあさんが話しかけてきた。

『お疲れ様です。あの後は、何か問題はありませんでしたか?』

『いいえ、もう大丈夫よ。』

『それはよかったです。』

島田さんが笑顔で言った。

『そうそう、名前は柴田よ。』

柴田さんか。

『私は剣士第1隊の島田.有希です。』

自己紹介をしていく。

『あ!かわいいワンちゃんですね!』

桜乃さんが言った。

今日は、犬と散歩をしているみたいだ。

『ジョンはお利口さんなのよ。ほら、おとなしい子でしょう?』

この子がジョンか。

確かにおとなしい。

『撫でてもいいですか?』

桜乃さんが訊く。

犬が、好きなのかな。

『どうぞ〜』

柴田さんがにっこりと笑う。

桜乃さんが、ジョンの頭を撫でる。

『ジョンって感じじゃなくね?』

『そうかも、しれませんね?』

如月さんが言った。

確か、この犬の種類は…

柴犬、だったかな?

『この子がジョン…と言うんですか?』

撫でてながら、桜乃さんが訊く。

不思議そうな顔だった。

桜乃さんも、感じたのだろう。

『この子の名前は、ジョセフィーヌじゃよ。』

じょ、じょせふぃーぬ?

『え、えーと…ジョセフィーヌ…ちゃん?』

『ワン!』

ジョセフィーヌちゃんが元気よく鳴いた。

尻尾を振っている。

『柴犬にジョセフィーヌっておかしくね?』

耳元で如月さんが訊いてきた。

『そんな気がします…』

犬につける名前がどんなものかはわからないけど、なんか違う感が…

『ちゃうよ?ジョセフ.イーヌじゃよ。』

『ぅぅっ…!』

皆が吹き出しそうなのを堪えていた。

僕も…

『ジョセフ.いーぬだって、ブゥゥッククク…』

如月さんが耳元で言う。

やめろ!やめてくれ!

変な笑い方するなあ!

『いつもはジョンと呼んどるがね。』

柴田さんが笑う。

じょん…

『普通は、ジョセフじゃね?』

『そんな気がします…』

ジョンは、なんか違う感がある。

『と、とりあえず問題がないならよかった。で、では、お気をつけてください。』

柴田さんとジョセフ.イーヌさんと別れる。

『ぶううぅぅぅぅぅ‼︎あはははははははあ‼︎』

如月さんが爆笑した。

『あはは、なかなかに個性的な名前だったなぁ。』

島田さんも静かに笑っていた。

『お、面白い方でしたね…』

岡野さんも、肩を震わせていた。

僕も、笑っていた。

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