君の初恋

はぁ〜…

俺は今めちゃくちゃ悩んでいる。

そう、告白の返事だ

あの告白を受けてからもうはや3日が経った

俺は極力あいつのことを避けてこの3日間生活

している。

でも流石にこのまま逃げてるだけでは俺のプラ

イドっつ ーもんが許さないので話しかけようと

勇気を何度も振り 絞ってはいるが…

この有様だ

結局今日も何もないまま1日が終わった

家で何度も試行錯誤して告白の返事を考えた

返事を考えたというか…どうやって断ろうか考えたの方 が正しいか？

俺はこの告白、断ろうと思っている

何故かって？そりゃ好きでもない奴と付き合う

方がおか しいし

あと、俺と付き合ってもなーんも楽しくねぇし

逆に申し訳なくなるって思うし？

とりあえず1週間経つ前には返事を返そう。

うん。絶対だ

〜4日後〜

はぁ〜…

結局この一週間話すらまともにしないで終わっ

てしまっ た

こりゃだめだ

いや、！今日こそは話しかける！

よし、昼休みに話しかけよう！！！

今日で決着をつける！

〜昼休み〜

吉田仁人｢おい佐野…｣

女子生徒｢さのくーん！！今日一緒に放課後遊

ばない？｣

佐野勇斗『うん。いいよ』

女子生徒｢え？！さのくんがOKしてくれ

た？！？！ やば！みんなに知らせなきゃ！｣

え？

あいつ絶対俺に気づいてたよな？

俺に告白しといて女子とのお誘いOKしちゃう

のかよ、

いやいやいや

べ、別にあいつが誰と遊びに行こーが俺には関

係ないし

あ、てかあいつ行っちゃったじゃん

しゃーない決着は明日つけるか、

〜吉田宅〜

はぁ〜

俺最近ため息しかしてねぇな

はぁ〜…でも流石に自分の好きな人が目の前に

居るのに 他の女子とのお誘いOKはなくね？！

いや、俺が知らないだけでみんなそうなのか？

別にあいつのこと気になるからもやもやしてる

んじゃな い！

絶対に！

そう！絶対に…

〜翌日〜

〜昼休み〜

吉田仁人｢なぁ、佐野…｣

女子生徒2｢ねぇさのくん！！昨日2組の子達と

遊んだん だよね？私達とも遊んでほしーな〜｣

佐野勇斗『ん、あぁ。いいよ』

女子生徒2｢え？！ほんとにOKしてくれんじゃ

ん！やっ た！さのくん放課後ね！！！｣

…こいつまた俺の事無視して…

〜翌日〜

吉田仁人｢ちょ！佐野…｣

女子生徒｢さのくーん！｣

〜翌日〜

吉田仁人｢佐野！…｣

女子生徒｢さのくん！！！｣

吉田仁人｢あー！もう！！さのくんさのくん

うっせー な！｣

ｸﾞｲ

佐野勇斗『え？！じんと？？』

ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ