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【前回のあらすじ】203号室を掃除に訪れた俺は違和感を覚える。そこへ現れたオーナーが「この部屋はモニターで何色だった?」と問い、かつて禁句とされた“紫”を思い出し、不安が走る。
ーーー
「紫色?でしたね。あれってどうゆう意味なんですか?」
オーナー「……」
あぁ──できることなら、もう二度と見たくなかった。
俺が答えを口にした直後、オーナーの顔から笑みが消える。
ほんの数秒、表情は無機質な真顔。
息を飲んだのも束の間、すぐにいつもの温厚な笑みへと戻った。
そして、軽い口調でこう告げたのだ。
オーナー「ではここで、第2面接を行います!」
「へ…?」
「え…⁉︎ なんすか急に….面接?」
あまりにも急すぎたオーナーのセリフに度肝を抜かす。
オーナー「面接内容は単純です。次の一つの質問に『はい』か『いいえ』で答えてください。」
突然投げ出された面接とやらに呆気に取られたが、なんとか場の空気を和ませようと必死になる。
「質問ですか?まぁ、よくわかんないですけど答えますよ…」
俺の言葉を聞いたオーナーは次の質問をした。
オーナー
「『紫』の意味が知りたいかい?」
続く