テラーノベル
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相変わらず、夜は千歳に巻き付かれて抱きつかれて寝てる。千歳は自分の布団もあるけど、気がつくと俺の布団に侵入してる。
千歳が女の子の姿じゃない時は、こっちから抱きしめさせてもらうこともある。でも、千歳が俺に抱きついてくるときの気持ちと、俺が千歳を抱きしめるときの気持ちは、同じものではないからな。
思いが通じることはなくても、こんな風に触れ合って眠ってくれることは嬉しい。俺を信頼しきって、隣で眠ってくれるのは嬉しい。
俺は、千歳が起きないように、そっと千歳を抱きしめた。
それ以上を望む俺がよくない。千歳にそんな気はまるでない。変なことを望んで、隣で眠ってくれる信頼を失くしたくない。
俺が千歳に気持ちを伝えたら、千歳の最大目標である【俺に子孫を作らせる】も、多分、台無しになるんだよな。だからこそ、この気持ちは伝えるわけには行かない。
まあ、切ない気持ちはあるけど……。
ねえ、千歳。千歳の信頼を失くすようなことはしないから、俺は頑張るから、せめてこれからもずっと、隣で一緒に眠ってくれないかな?
コメント
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読了。第770話、お疲れさまです。 この「触れ合っているのに、想いのベクトルがずれている」もどかしさ……すごく沁みました。主人公は千歳に恋心を抱いているけど、千歳はあくまで「子孫を残させる」という別の目標で動いている。この認識のすれ違いが、温かい夜のシーンに切なさを与えていて、設定の構造として美しいなあと。 特に「俺が抱きしめるときの気持ちと、千歳が抱きついてくるときの気持ちは同じものではない」という一文に、読んでいるこちら側の胸がぎゅっとなりました。近しいのに通じ合えない、そういう距離感の描写が本当に巧い。 ラストの「せめてこれからもずっと隣で眠ってくれないか」という願いには、主人公の諦念と執着が同居していて、ただの甘いシーンでは終わらない重みを感じました。続き、気になります。
#幽霊
凛道桜嵐 新
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がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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