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「あっこの曲好き」紗栄子はさらにラジオのボリュームをあげ歌い出す。
「真ちゃん、私たちなんかカップルみたいだね?」
大音量のせいであまり聞こえなかったが紗栄子の唇の動きで何が言いたいかは伝わった。
「えっ⁈何、音がうるさくて聞こえねぇ」
いつものようにさらっとかわす。こういった紗栄子なりのアピールは子供じみてるかもしれないが18歳の女の子にとっての精一杯なのだろう。俺みたいに体だけを求めようと口説く人種とは異なって、紗栄子は純粋だ。そういった点からも俺と紗栄子は釣り合わねぇ。俺なんかとは一生釣り合わね。
海辺にある駐車場に車を停めると紗栄子は勢いよくドアを開け外にでる。
「真ちゃんのセルシオいい感じ」紗栄子はセルシオの屋根の上から顔をだし、嬉しそうにそういった。
よく見ると大人になったのか、ちょっと可愛じゃねぇか。
「ああぁ気持ちいいね」紗栄子は大きく両腕を広げ子供のようにはしゃぎだす。
ドスケベな俺は胸を張った時のボディラインはしゃいだ時に揺れる胸しか目に止まらなかった。こんなふうにしか紗栄子を見れない俺はやはり病気なのか、もっと明るさであったり、優しさ、可愛らしさとか普通のところを見てあげれないものか。
「真ちゃん私東京いくのやめるかも」
「えっ?」
「だって東京いったら、セルシオの助手席誰かにとられちゃうかもしれないから」
波の音が激しさを増す。暑い日差しの中、俺は紗栄子を見つめ答えを探す。
「なんてね。。。冗談だょ(笑)」
紗栄子の方が上手だった。
「紗栄子、俺がこのセルシオを買えたのもこうやって生きていられるのも、両親にお願いしてくれたお前のおかげだ、本当に感謝してる」
紗栄子は後ろで手を組み、足で砂をいじり照れながらゆっくり俺の顔を見直す。
「だけど、これからは自分の人生を第一に考えて生きろ、東京に行くのがいいのか、地元の大学に行くのがいいのか、自分がどうしたいかだけを考えて決断しろ」
俺は何を言ってるんだ。。。
「。。。わかったよ、真ちゃんは私にこうして欲しいとかないんだね」
「俺?俺は、、、その、、幼馴染がいなくなったらそりゃ寂しいと思うかもしれない」
紗栄子は羽織っていたシャツのボタンを外し白いキャミソール姿になった。やっぱり推定じゃなく、紛れもないEに近いDカップ。。
「お前何してんだ💦」
「私もう18だよ、小さい頃一緒に遊んでいた紗栄子じゃないんだょ、子供だって産めるし、どういう事したら出来るかだって知ってる。」
「もう大人なんだから!」
確かに、豊満な胸にしまったクビれ、お尻も丁度いい感じだけど、SEX知ってるから大人とか、子供産めるとか、こいつ何が言いたんだよ。
俺は紗栄子をセルシオのリアフェンダーに押しつけ右手を紗栄子の腰に回した。これがゼロ距離態勢だ。
「お前、やった事あるのかよ」
「。。。何を?」
俺の右腕がゆっくりと上昇し紗栄子の胸の下まで上がっていった。紗栄子は目を逸らし頬を染める。キャミソール越しに伝わる、紗栄子の柔らかい肌、緊張してるのか、体が熱ってやがる。
「真ちゃんちょっとタイム!」
(ガッチャン)
愛車セルシオのトランクがゆっくり開いた。。。