ー半年後ー
『…よし!』
『師範!準備できました!』
「そうか」
『では…行ってきます!』
「ああ、」
「生きて帰ってこいよ」
『…はい!』
わたしは半年程ずっと鍛錬を続けてきた
そのお陰で花の呼吸も習得できた
『ここ…かなっ?』
『わぁ…!きれい…!』
【最終選別】が行われる目的地に行くと、大量の【藤の花】と呼ばれる花が吊るされていた
【鬼よけ】の花なんだそう
『えぇっと…ぁっ!』
「これ死ぬわ…ここで死ぬわ…俺…」
「…」
物凄い人の量…
ざっと20人はいそうだな…
『あっ!カナヲちゃん!』
「…?」
『あれ、カナヲちゃんって最終選別行っちゃダメじゃないっけ?しのぶさんが言ってたけど…』
「ビクッ」
「ひ、秘密で行ってきた…」
『…!そうなんだ!』
カナヲちゃんにも秘密があるんだ!
意外だな〜!
「皆様、今宵は最終選別にお集まりくださいまして、ありがとうございます」
『…!』
カナヲちゃんと雑談していると、黒い髪の女の子と白い髪の女の子が立っていた
「この山は藤の花で囲まれていますが、山に入ると藤の花は咲いておりません」
「藤の花は鬼共から守る花でございます。」
「7日間生き抜いてもらいましたら最終選別を突破します」
「では、」
「行ってらっしゃいませ」
よーし!頑張るぞー!!
鬼殺隊になって!困っている人達に希望を届けるんだ!
遥ちゃんみたいに!
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