テラーノベル
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狸宮はじめ
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第20話 待ちきれない前日
明日はイベントの日だった。
しかも平日。
仕事終わりにライブハウスへ向かう予定だ。
数日前から楽しみにしていた。
楽しみすぎて、気付けば仕事中もイベントのことばかり考えてしまう。
明日は何を話そう。
何の写真を撮ろう。
どんなライブになるんだろう。
そんなことを考えているだけで楽しかった。
さらに、その数日後には社員旅行も控えていた。
行き先は沖縄。
せっかくならメンバーにお土産を買いたい。
何が喜ばれるんだろう。
お菓子かな。
限定のお土産かな。
そんなことまで考えていた。
もちろん仕事はちゃんとしていた。
だけど頭の片隅にはずっと楽しみな予定があった。
気付けば時間はあっという間に過ぎていく。
いつもなら長く感じる午後も、この日だけは違った。
時計を見るたびに、
「早く明日にならないかな。」
そんなことを思っていた。
心なしかテンションも高かった。
楽しみな予定があるだけで、こんなにも頑張れるんだなと思う。
そして少しだけ心臓も落ち着かなかった。
ライブまでまだ一日あるのに。
まだ会えるわけじゃないのに。
それでもドキドキしていた。
きっと明日はもっとすごいんだろうな。
そう思うと少し笑ってしまった。
推し活を始める前の私は知らなかった。
イベント当日だけじゃない。
その前日も。
予定を立てている時間も。
何を話そうか考えている時間も。
全部が楽しいんだということを。
明日はきっと充実した一日になる。
そんな確信を抱きながら、私は次の日を楽しみに待っていた。
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読んでいただきありがとうございます!
イベント当日だけでなく、その前日から楽しみが始まっているのも推し活の魅力だなと感じています。
何を話そうか考えたり、お土産を選んだりする時間も大切な思い出のひとつです。
次回はいよいよ仕事終わりに向かったライブハウスでのイベントのお話です!
第21話もぜひ読みに来てください!
コメント
1件
わあ、第20話、すごく共感しながら読みました!仕事中に頭の片隅でイベントのことを考えちゃう気持ち、めちゃくちゃ分かります。特に「明日は何を話そう」「何の写真を撮ろう」って考えてる時間自体がもう楽しいっていう一文に、思わずにっこり。推し活の醍醐味って、当日だけじゃなくて前日や準備の時間も全部含めて「推し時間」なんだなあと改めて気付かされました。明日のイベント、絶対素敵な一日になりますね。次話のライブハウス編も楽しみにしてます!