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3話
【小さい頃】
日)あ、猫だ
トコトコトコ
日)あれ?ここどこだっけ…
影)ひなたっ!
日)パッ
影)おかあさんにここはいっちゃだめっていわれたじゃんニコッ
日)とびお!なんでわかったの?
影)日向すぐどっかいくからみはってた
影)ほらいくぞ
日)うん!
日)あ!猫
日)すごいのんでる!
影)この猫日向みたい
日)え?
影)かわいい
あの時は『可愛い』って言葉が嬉しかった気がする
でも一緒にいればいる程わかってくる
友)あ、あの子可愛いって噂の子だ
友)あの子と飛雄お似合いだよな~羨ましい
日)…
日(飛雄もあの子のこと可愛いって思うのかな)
日(じゃあ俺に対しての可愛いって何なんだろ)
日(俺、男だし、弟みたいな?マスコット?猫?)
日(でもそっか…俺は幼馴染以上にはなれないんだ)
ズキンズキン
日)うう~
日)やっぱちょっと違和感…
影)あんまり痛かったら病院行けよ
影)それにしても痛いの苦手なのによくピアス開けるよな
影)なんでそんなかっこよくなりたいわけ?
日)…//
日)もう勘違いしたくない…//
影)ごめん!なんていった?
日)!
日)別に!なんとなくかっこよくなる週間、開催してるだけだし!
影)ふぅん
可愛いって言われて期待しないように、俺はかっこよくなるんだ!
幼なじみのこの関係…!守ってみせる!
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