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楽しみなことがあると一日というのはすぐに過ぎるものなんだって、改めて思った。
深澤さんとのごはんが楽しみで甘酸っぱい気持ちになっていた日から四日がたった。
そう、今日は深澤さんとのご飯の日。
なんなら今日のために頑張ったような気もする。
仕事を終わらせて、深澤さんのメッセージで書いていた、待ち合わせ場所に行く。
深澤さんはすでについていて、「ごめんなさい、待ちましたか?」
って言ったら、「全然待ってないよ」って、この人は優しい人なんだなって思った。
お店はイタリアンのお店で、
「メニューなににする?」と聞かれたけど、何にすればいいのか分からなかったので、
「深澤さんのおすすめで、お願いします」って言うと、ふにゃふにゃな笑顔で「りょーかい」と言った。
深澤さんが料理を伝えているところを見ると、あっ今日は眼鏡付けていないんだとか、ネックレスどこのだろうとか、色々考えていると、深澤さんが、頬杖をしてこっちを見ていることに気づいた。
「あっ、ごめんなさい、めっちゃ見ちゃって、」
深澤「うーうん、どしたの、」
「いや、かっこいいなって、ネックレス」
そういうと深澤さんはネックレスを外して見せてくれた。
「いや、そこまでしなくても、、」
深澤「これね、女性用にもなるからね、あげちゃう。」
なんて言って私の後ろ側に立ちネックレスをつけてくれた。
肌に伝わる金属特有の冷たさが、緊張している体には心地よい。
「ありがとうございます。」
深澤「うん似合ってる、これさ、俺だと思ってつけてよ。」
「はい!そうします、嬉しいです(笑)」
そういうと深澤さんは、かわいいね、ってまたふにゃふにゃの顔で言った。