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「いでで・・・」
「大丈夫か?弟、銀さん」
「う、うん・・・平気・・・」
と、銀さんとブルーは頭を抑えつつ起き上がる。
3人は白い廊下をしばらく歩くと、ドアが少し開いていた。3人は顔を見合せ、ゆっくり入る。
そこは研究者の部屋のようだ。だが、生活感が全くなく、物も何も無い。
床いっぱいに紙が乱雑に散らばっていた。
「・・・うわぁ・・・汚ぇ・・・足元気をつけ・・・」
「うおっ!?」
「気をつけろよ・・・」
紙に足を取られた銀さんは、思わずすっこけた。そんな銀さんにレッドは苦笑をこぼす。
ふと、銀さんはとある一枚の紙に目がいった。
「・・・ん?なんだこれ」
と、3人はその紙に目を通した。
『──新兵器開発記録。
我々は戦車や兵器より強い新兵器開発を取り組むこととなった。
その兵器は、自らの判断力を持ち、まるでモンスターと同等の力を扱うことができる兵器。 だが、今のところ成功例が“たった2人”しかいない。なお、1人実験していない子供がいるが、その子供に指1本触れてしまえば、その成功例の1人に殺されてしまう。隙を見て実験したいのだが・・・
その開発で失敗したやつらは大半は使い物にならなくなって処分となった。そこで生き残ったやつらはまぁ使えるため、そのままだ』
「・・・ひでぇ・・・」
と、レッドがこぼす。ふと、それの続きらしき紙をみつけ、銀さんは拾い上げ、目を通した。
「『・・・やはり、モンスターや動物の遺伝子を組み合わせるのは難しいのだろうか・・・』・・・は?」
その1文に、思わず銀さん達は目を丸くした。
「・・・つまり、この研究施設は・・・」
✵✵✵✵✵
同時刻、ブラックとバナナは目の前の赤ちゃんの話す内容に驚いていた。
「「子供に、モンスターや動物のDNAを組み合わせる実験を行っている?」」
✵✵✵✵✵
「な、なんだよそれ!!そんなの!!酷すぎる・・・!」
「だな・・・とりあえず、みんなと合流しよう」
と、レッド達はそう話していた、だが、その後ろから手が伸びた。
コメント
2件
成功例がたった2人ね…その2人が誰なのか気になる! すまスクで出てないキャラはマネーくらいか?マネーメガネ外したら最強なるしマネーが成功例の一人に入ってそう! 続き楽しみー!