テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「お〜ふたりさんっ、僕達を差し置いて何を話してるのかな〜?」
やかまs……じゃなくて、焔華がこっちにやって来てそう聞くと、後ろから冬翠が追いかけてくる。
「早く帰らなきゃって…それだけ。」
「…確かに、もう僕達が来てから結構な時間経ってる気がするしねぇ…。」
私がそう言って誤魔化した内容を教えると、それを信じて色々と考え始める焔華。
それとは反対に、冬翠と庵梨は冷静になって…いや待って。まさか、ただ思考放棄してるだけ…?
「確かにそれもそうでしたね、でしたら早く帰りましょうか。」
…さっきの言い合いで疲れ切ったのかな…?
もう何も考えずに同意してるよこの人…。
「ほら〜焔華ちゃん、早く帰るよ〜。」
「痛っちょ…僕の事引きずらないでよぉ〜!」
こっちはこっちで窓から倫理観を窓から捨て去ったのかってくらい雑に扱ってるし、扱われてるし…。