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先生がスマホで料理の写真を色々撮っている。
「今度はうちの部でもやってみたいですね、こういう試み」
「先生は普段は何部の顧問をされているんですか」
「料理部です」
なるほど。正に専門家。
確かに上手だし、頼りになりそうだ。
皆で記念に色々写真を撮った後。
「いただきます」
と実食に入る。
やっぱり気になるのはマゴチ。
2枚程取って食べてみる。
思った以上にしっかりした歯ごたえ。
そして噛みしめると甘みというか、うま味がしっかり出てきて。
「やっぱり美味しいですね、この魚」
となる。
ただ個人的には、小鯖のしめ鯖はやっぱり好きだ。
前回よりちょっと魚が大きめでいい感じ。
この酢がききすぎていないところが、売っているしめ鯖と違う。
売っているしめ鯖の真っ白な色と比べて、透明感があるのだ。
野草類もなかなか悪くない。
美洋さんのフキ類は、もう研究を極めた感じ。
ただ今回は、鶏肉出汁ではなく魚出汁で、ちょっと和風な感じ。
たまにはこういうのも悪くないから。
マヨで食べる野草も、それぞれ美味しい。
今回は癖が少ないのが多いかな。
なんて実のところ、感想をいちいち考えている余裕はあまりない。
あれだけ捕ったのに、どんどん減っていく。
人数が多いせいもあるけれど。
「このヒイラギ、身は薄いけれど独特の味がしますね。他とつゆは一緒の筈なのに」
「でも、この味が美味しいのですよ」
未亜さんは御飯に魚を煮た汁をかけて食べている。
上品では無いが、気持ちはわかる。
「でもヒイラギは、このカリカリに揚げたものの方が私は好きだな。骨も気にせず食べられるし」
「私は煮物だと、ゴンズイの味噌炊きがいいかな。ホクホクしているし、味噌と合うし」
人によって色々好みは違う模様だ。
僕は煮物系はどうでも良くて、小鯖のしめ鯖と南蛮漬けが最高。
無論、マゴチの刺身を除いてだけれども。