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あれだけあったおかずも、8合炊いたという御飯も全て無くなった。
バケツ一杯あったはずのフキすら、食べ尽くした。
全員で洗い物などをして片付けて。
夜11時30分という遅い時間に、この集まりは終わった。
「いやあ、夏第1弾、なかなか良かったのですよ」
未亜さんが満足そうに言っている横で、
「おなかいっぱいですね」
美洋さんがお腹をさすっている。
「でも夏は始まったばかりだぞ。まだ海水浴も夏山も沢もやっていないからな」
「沢って、あの高校の皆さんが倒れそうになったところですか」
「ウチで行くのは、もっと楽で遊べる場所だ」
「遊び用の水着を買いに行かないといけないのですよ」
そうか、水着か。
なんて考えて、慌てて映像化しようとした想像力をストップさせる。
いかんいかん。
「何なら明日、水着や海用品の買い出しに行くか」
そう先輩が言ったところで。
「買い出しといえば」
と先生が口を開いた。
「買い出しといえば毎週日曜日の早朝、二崎漁港で朝市をやっているんですよ。普段は見られない魚が色々出ているんです。しかも魚屋さんより安くて新鮮。だから買って食べても面白いし、見るだけでも楽しいですよ」
これは爆弾発言だ。
「いいですね、行きたいです」
例によって真っ先に美洋さんが食いついて。
「でも5人だからなあ。移動手段が無いし」
川俣先輩は冷静だ。
「草津先生の車があれば乗れるのですけれどね」
未亜さんも。
しかし。
「足元が狭くなりますけれど、5人なら何とか乗れる車を出しますよ。どうせ明日行くつもりでしたから。クーラーボックスは、その小さいのを持って行けば大丈夫です。私はセミナーハウスの管理者。ですから鍵も持っていますしね」
おい先生。
明日、早くも第2部をやってしまうのか。
「だったら……行ってみたいな」
「賛成の賛成なのですよ」
「美味しくて安い魚があればいいな」
そんな感じで。
場の雰囲気は一気に流れて……