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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編 『姫神家にG現る』
朝日が登り、鳥も目を覚まし可愛らしい鳴き声が聞こえると同時に、屋敷に悲鳴が響く。
『嫌ー!!!!!!』
『!?』
私は悲鳴が聞こえて飛び起きる。
『百合菜!?』
私は寝巻きのままリビングへ走る。
(百合菜の身に何が……っ。)
ドンッ!
『わっ!』
『って…あ、悪ぃ…麻里衣。怪我ねぇか?』
『さ、左馬刻さん!すみません、私こそ前を見てなくて……。悲鳴が聞こえたので急いでリビングへ向かおうと……』
『声が似てるから一瞬迷ったが妹の方か。』
『とにかく行きましょう!』
バタバタ……
『百合菜!何が―――』
『お姉ちゃんー!』
百合菜が飛びかかり、私にしがみつく。
『わわっ、ちょ、待って、滑――。』
勢いよく飛びつかれ体制を崩した私は床に倒れる。
ゴチーンッ!
『…( っ °、。)っパタッ』
『お姉ちゃんー!??』
数時間後
『…気絶しかけたわ。』
私は頭に包帯を巻く。
『ごめんなさい…あの、リビングに…Gが…』
『Gって、まさか…ゴ…っ。』
『お姉ちゃん…虫いける人だっけ?』
『……無きにしも非ず。』
『へぇ、2人して虫ダメなのか?』
『わ、私は平気です!』
私はゴキジェットを手にする。
『妹の為なら腹を括ります。百合菜は部屋に戻ってなさい。』
『う、うん。』
『……無理してへん?』
『し、心外です。虫1匹位倒せますよ…。』
『手が震えてるじゃないですか…それ貸してください。無理しなくていいんですよ。』
銃兎さんが私の手からゴキジェットを取る。
『あ……っ。』
『私が何とかします。妹さんの前以外は強がらなくてもいいんですよ。』
『っ…。』
キュッと唇を噛む。
『はい…。』
(チッ。銃兎の奴全部持ってきやがった。)
(何だろうすごく殺意沸く…。)
数時間後。
『百合菜。もう大丈夫よ。』
『あ、ありがとう…お姉ちゃんが退治してくれたの?』
『え?えっと、それは……』
チラッと後ろを見つめる。
『しー…。』
銃兎さんがしーっとジェスチャーする。
『!わ、私が退治したわ。』
『ありがとうお姉ちゃん!』
『これくらい当然よ。』
(後で銃兎さんに改めてお礼言わないとな…。)
百合菜の部屋から出てみんなでリビングへ向かおうとした時だった。
『あの、ありがとうございます。』
『いいんですよ。気にしないでくださいね。』
『あの、なにかお礼させてくれませんか?わたしにできることならなんでも―――』
クイッ。
『……!?』
みんながすぐ前にいる後ろでキスをされる。
『ん……っ。』
『……お代はこれで。』
『っ!?こ、この悪徳警官ー!!!』
『わっ!まりぃちゃんどしたの?』
『おい。クソウサ公てめぇ、麻里衣に何しやがった?』
『さぁ?秘密ですよ。ね、麻里衣さん。』
『っ……。』
ギャーギャー
玄関にて
(今日も屋敷は騒がしいですね…。)
買い物から帰ってきた蘭はニコニコと微笑んだ。
次回は本編!
コメント
1件
うわあ、番外編でG(ゴキブリ)登場とは思いませんでした!笑 麻里衣が妹のために強がる姿にキュンとしつつ、銃兎さんがさりげなく助けて最後にキスでお代をもらうシーン、ずるいですね〜。左馬刻の殺意も含めて賑やかで楽しかったです。次回本編、楽しみにしてます!
ぷち
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ヒプマイ好き
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