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阿部Side
静まり返った作戦室。
仲間のひとりが、不安そうに口を開いた。
「本当によかったんでしょうか……佐久間を外して」
💚「あのままでは、生き残れない」
即答だった。
💚「自分の限界を知らない」
💚「あいつは、無理をする」
一瞬、視線が落ちる。
💚「回復能力は強い。だが——」
💚「代償も大きい」
仲間が小さく息をつく。
「たしかに……今まで何度も助けられましたからね」
「佐久間が倒れそうになってるのも、見てました」
💚「……だからだ」
静かな声。
💚「強くなる必要がある」
💚「守るだけではなく、自分も守れるように」
少し間を置く。
💚「お前はお前で、更に強くなれ」
💚「期待している」
「は、はい!」
背を向ける。
誰にも見えないところで、阿部は拳を握る。
⸻
一方、佐久間Side
修行に出て、数カ月が経つーー
🩷(修行に出たはいいけど……)
森の奥。
静かすぎる。
🩷(なかなか敵、出てこないな……)
🩷(もう少し場所を変えてみるか)
強くなろうと思ったのに、手応えがない。
少し、焦る。
そのとき——
??「おーい そこのしょーねん♡」
低い声。
🩷「えっ……?」
振り返った瞬間。
視界が揺れる。
何かが、早すぎる。
🩷(しまっ——)
意識が、途切れた。
⸻
目が覚めると
冷たい床。
薄暗い部屋。
体が重い。
🩷「……ここ、どこ……」
起き上がろうとした瞬間、気づく。
両手が拘束されている。
🩷「え……?」
視線を上げる。
そこには、二人の男。
一人は腕を組み、静かにこちらを見ている。
もう一人は、どこか面白そうに笑っていた。
🩷「……お前らって」
見覚えがある。
B組織のトップクラス。
岩本と深澤。
逃げ場は、ない。
重たい沈黙。
そして、ついに——
二人が口を開く。
つづく。