そんな嬉しそうな〇〇に角名は、
「〇〇、勉強わからなかったら数学と化学はおれに聞きなよ…?」
と、声をかける。
〇〇は数学が、わからなさすぎでどこがどうかもわからなくて困っていると
「〇〇、分からないの?ちょっと見せて見なよ…」と、角名はひとしきり〇〇の教科書とノートを見て勉強を教えてくれる。
「角名くん、すごいね。数学得意なんだ」
〇〇に褒められて角名は少し嬉しそうにしていたが、角名はわざと〇〇にくっつくように勉強しており〇〇は恥ずかしくて頬を赤く染めていた。
みんなで勉強をしていると…あっという間に時間は過ぎて21時になる。
「みんな、偉いなぁ…。こんな時間まで勉強したなんて、お腹すいたやろ?夜ご飯用意したからみんな食べていきや」
北のおばあちゃんが夜ご飯をご馳走様してくれた。みんなで夜ご飯を食べて、お礼を言って玄関を出ると、角名は
「侑、治、おれは〇〇送って帰るから22時の門限過ぎるって言っといて欲しい」
と伝える。
「わかったわ」と治と侑は伝えて帰っていく。
角名と〇〇は手を繋いで歩き始める。
みんなの姿が見えなくなると角名が急に立ち止まり
「ねぇ…〇〇は誰の彼女なの?」
と、顔を覗き込む。
「え?私?…私は…角名くんの彼女だよ?」
〇〇は、角名の声のトーンが少し低くて私また…なにかやらかしたんやろうか?いや、でも、勉強会は気をつけてたし…大丈夫なんとちゃうかな?考えすぎやわぁ…気のせい…気のせい…。と心の中で思ったが、角名は〇〇を民家の壁際に追い詰める。
「ちょっ!角名くん!ストップ!!」
〇〇は、両手を前に出して角名をくい止める。
「角名くん!私…勉強会も基本的に角名くんに教えてもろうたし、私…角名くんを怒らせることしてへんよ?なんで…怒ってるん?」
〇〇は壁に背を預けてる状態で角名に問う。
角名は少しイラついた表情で
「そうだね…勉強会はほんと問題ないくらいだったよ。でもさ…これは…どういう状態なんだろうね…?」
角名はポケットからスマホを取り出し動画を〇〇に見せる。
〇〇は、しまった…と思うと同時に角名の怒りを察知したがすでに逃げ出せない状況で…。
「ねぇ…あんたの彼氏はおれだよね?なのにさ、授業の合間の休憩時間に侑があんたの机の横でなんで寝てんの?しかも、あんたもその横の机で仲良く寝てるのは…なんでなの?おれ…嫌なんだけど…」
角名は怒りの滲む低い声で〇〇に目線を合わせて淡々と伝える。〇〇は恐る恐る、
「角名くん、ごめんね。侑くんが教科書忘れたらしくて…それで…教科書を一緒に見てたんやけど、侑くん途中で寝てしもうて…起こしても起きへんくて…。私も、授業の合間の休憩時間は眠くてタオルを机に載せて枕みたいにして寝てしまって…」
と〇〇は角名に申し訳なさそうに伝える。
「〇〇、そんな言い訳…おれに通用すると思ってるの?」
角名の低い声が〇〇の耳元で囁く。
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