はあ、やっと門についた。浮島な街は、高い標高にあるから、たどり着くのにも体力を使うから嫌なんだ。
さて、門の前にも困難はある。門番がいるはず…ほら、やっぱりいた。
あれは…人狼?
人の形のくせに、狼みたいな見た目で…
ま、こんなのどってことないけど。
簡単に倒れる、所謂雑魚敵。でも、どこにも幹部みたいなのがいるはず。
???「そこの人間!止まってください!」
ほらやっぱりいた。…ってか、あいつも人狼か?
霊夢「ちょっと、あんたが門番?名前は?」
アドルフ「ええ、私こそが門番。アドルフ…アドルフ・フォレストという名前です。」
霊夢「アドルフっていうのね。私は博麗霊夢。ちょっと用があるから、通してくれない?」
アドルフ「博麗、霊夢…ですが?」
霊夢「そうよ。急用だから、早く通して頂戴。」
アドルフ「それはできません。博麗の巫女は通すなと…また、発見次第排除せよと言う上の命令ですので。」
…!
雰囲気が変わった…?
いや、気のせいか。
霊夢「そっちがその気なら、受けて立つわ。」
アドルフ「言われなくとも。」
弾幕勝負か、あまり戦いたくはないのだけれど。
にしても、やたらと走り回るわね。狼って、やっぱり体力自慢なのかしら。
アドルフ「狩符「グリズリーリーパー」!」
霊夢「…!」
早速スペルカードね…なんて言ってる暇無いわ。霧が…濃くなった!
あの狼、何処に一体何処に行っ…
{ドギュゥゥン}
アドルフ「隙あり!」
霊夢「うわっ!」
…なるほど、隠れて、狙撃するスペルか…初手から厄介ね。
今はギリギリ躱せたけど、気をつけないと…
でも、一度撃ったら後隙が生まれるのね、簡単だわ。
アドルフ「…やっぱり、一筋縄では行かないかぁ。」
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そろそろスペルカードが来そうね。私の勘は当たるのよ。
アドルフ「堕落「挑戦者の末路」!」
ほら、当たった。とは言え、何あのロケットみたいな弾は。
って、うわぁ!
霊夢「なるほど、爆発するのね。」
アドルフ「人々の夢は、月に堕ちていく_そもそも、月に行けるかどうか…」
そう言えば、早苗から聞いた。ロケットを発射して数分後、大爆発が起こってその場にいた全員が死んだ事故…チャレンジャー号爆発事故。
もしかして、これをモチーフにしているのかしら?
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ふう、ちょっと疲れてきた…なかなかしぶとい、っていうか、まだまだピンピンしてる!?
やっぱり狼は、体力自慢なのかしらね。
霊夢「さあ、かかってきなさい!」
アドルフ「お言葉に甘えて…銀符「白銀月光ソーラーレーザー」!」
…
…
…は?
何もしてこない…強いて言えば、手に光を貯めているようn
{ズォォォ}
霊夢「おわっ!?」
アドルフ「…躱しましたか」
エネルギーを貯めて一気にぶっ放してくるなんて、誰が予想できるの!?
というか、月も一緒に光ってたような…まさか!
霊夢「あんた、もしかして月と大きく関わってる?」
アドルフ「正解です、私の能力は、月と共鳴する程度の能力。月の満ち欠けによって、身体能力が上がり下がりする_もっとも、今日は満月。一番、戦いにおいて強い日。」
そういうことね。月と共鳴…なかなか強そうな能力じゃないの。
さっきから月がやたら輝いたり、逆に光が弱まったりしてたのは。
アドルフ「そろそろ本気を出しましょう…「フルムーンハウリング」!」
霊夢「ついにラストワードね…これが門番って、他のやつどんな化け物なのよ。」
いつもの波紋型弾幕。避けやすいけど…3つの月みたいなのが厄介ね。やたら早いくせにでかいんだから。
でも、負けるとは言ってないわ!
霊夢「霊符「夢想封印」!」
アドルフ「な…!」
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アドルフ「…流石は博麗の巫女。私では勝てなかった…」
霊夢「全く、手こずらせんじゃないわよ…じゃ、通してくれる?」
アドルフ「はい。では、門から進んで右手、和風街道へ進んでください。」
霊夢「ありがとう、それじゃ」
アドルフ「…」
コメント
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ねぇ君ささくらんぼさんの投稿で小6って言ってたよねアウトだよ?テラーは13歳になってから!さくらんぼさんみたいにコメ荒らしてほしいの?
オリキャラ初出演