テラーノベル
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第十一話「元の生活」.
ー注意ーー
前話参照の為、割愛させていただきます。
苦手な方は予めご了承ください。
knは、rbrの部屋のソファに陣取り、彼が話しかけるまでじっと見つめ続ける。
rbrが少しでも退屈そうな顔をすれば、すぐに昔の面白い話をしたり、わざと失敗談を披露したりして、彼を笑わせようとした。
「なぁ、rbr。昔、俺とshoが基地で迷子になった時の話、覚えてるか?あれはなぁ…」
彼の目には、以前のような狂気は影を潜め、ただただ純粋な、底なしの愛情が宿っていた。
zmは、rbrが眠っている間も、部屋の隅で静かに彼を見守る。
夜中にrbrが目を覚ませば、すぐに温かい飲み物を用意し、静かに隣に座ってくれる。
「rbr、何かあったか?悪夢でも見たんか?大丈夫やで、俺がおるから。」
彼の存在は、もはや影ではなく、rbを包み込む大きな温かい毛布のようだった。
shoは、rbrの部屋を常に清潔に保ち、彼の身の回りの世話を全てこなした。
彼が以前のように、いたずらを仕掛けたり、煽り合いをしたりすることは一切なくなった。
ただ、rbrが快適に過ごせることだけを考えて行動していた。
「rbr、この部屋、もう少し風通しを良くした方がいいか?何か困ってることないか?」
shpとciは、rbrの「お兄さん」として振る舞った。
彼らは、rbrが新しい世界の技術や知識について疑問を持てば、丁寧に、そして根気強く教えてくれた。
shp「rbrさん、このプログラミング言語は、最近開発されたもので、非常に効率的なんです。」
ci「rbr さん、このアプリ、今一番人気なんすよ!使い方も簡単なんで、もしよかったら使ってみてください!」
rbrが何か新しいことに挑戦しようとすれば、全力でサポートしようとしたが、その行動は常に「rbrさんの負担にならないように」という前提に基づいていた。
emは、rbrの精神状態を安定させるため、心を落ち着かせる音楽を流したり、穏やかな会話を交わしたりした。
彼が用意する本のほとんどは、感情に波を立てないような穏やかな物語ばかりで、かつてのように歴史や哲学について深く語り合うことはなくなった。
「rbrさん、今日はこの音楽はいかがでしょう?心が安らぐと思いますよ。」
grは、定期的にrbrの部屋を訪れ、彼の様子を確認する。
彼の表情は、以前のような厳しさよりも、深い安心感と、rbrへの愛情で満たされていた。
「rbr、体調はどうだ?何か望むことはないか?お前が穏やかに過ごせるなら、それが一番だ。」
彼は決してrbrに無理を強いることはなく、ただただ彼が安穏と過ごすことを願っているようだった。
この生活は、rbrにとって、間違いなくねじ曲がった溺愛だった。
彼らはrbrの安全と健康を最優先するあまり、彼の自由や自立心を完全に奪い去ったのだ。
まるで、繊細な芸術品を扱うかのように、彼らはrbrをガラスケースの中に閉じ込めた。
「愛されている」と呪文のように。
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ーー✂ーー✂ーー
お陰様で無事に元気を取り戻すことが出来ました!
ご心配おかけしてしまい、申し訳ないです💦👋🏻
コメント
41件
体調治ってよかった〜 今回も面白かった!
わぁ〜!!メンバーの前とは違う溺愛っぷりが、可愛すぎて、泣く予定が泣けない、、。155から400までは、♡繋ぎました!!後は、任せました!! インフル治ったんですね!!良かったです!これからも、あまり無理はしない程度に頑張って下さい💪
元気そうでなによりです すごく面白かったです 続き楽しみです