テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠️意味不明なところがあるかもしれません。口調が変かもしれません。申し訳ございません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その日、僕と滝夜叉丸は4年は組の斉藤タカ丸さんの部屋に訪れていて、襖を開けると既に三木ヱ門と守一郎が円を作るように座っていた。
守一郎は明らか、落ち込んでいるように見える。
僕と滝夜叉丸に気がついた2人の横に僕と滝夜叉丸は腰を下ろした。
「四ノ宮先輩にあったんですよね?」
三木ヱ門がこの部屋の主であるタカ丸さんにそう問いかけると嬉しそうにうん、と嬉しそうに頷いた。
「優しい子だったよ!」
その言葉にタカ丸さんの隣にいる三木ヱ門が肯定する。
「そりゃぁ、四ノ宮先輩は学年1と言っていいほど優しいお人ですからね、」
「しかし!」
僕の隣に座っていた滝夜叉丸が立ち上がって言った。
「四ノ宮先輩といちばん親しいのはこの私だ!」
僕はため息をついて、ちょっとムッとしてしまい、滝夜叉丸にといた。
「何処がぁ?」
僕の質問に、滝夜叉丸は戦輪の輪子を回しながら答えた。
「四ノ宮先輩に名前で呼んでもらえるからだ!」
僕と三木ヱ門は息を飲んだ。
そういえば、僕と三木ヱ門は名前じゃなくて苗字で呼ばれている。
「でも、俺、名前で呼んでもらったよ?」
「タカ丸さんは四ノ宮先輩の年齢のひとつ上ですから!」
滝夜叉丸が輪子を回すのをやめてタカ丸さんに詰め寄る。三木ヱ門は少し、誇らしげに言った。
「いやいや、滝夜叉丸!私の方が四ノ宮先輩と親しい!」
滝夜叉丸が今度は三木ヱ門に噛み付いた。
ここはいつもそうだな、と僕はため息をこぼす。
僕は何となく、守一郎の方を見ると落ち込んでいるように感じた。
「何処がだ!!」
滝夜叉丸の声に引っ張られて僕は2人の言い合いに耳を傾けてみた。
「今日!四ノ宮先輩と火薬についての談義をさせていただいたのだ!」
滝夜叉丸は、は、と鼻で笑う。
「ふん、三木ヱ門の圧に負けてしまわれていやいや聞いていたのではないか?」
勝ち誇ったように言う滝夜叉丸に三木ヱ門は怒りながら言った。
「そんなわけないだろう!!」
「そうだね、三木ヱ門に火薬について教えて貰う、って言っていたし、」
まさか、タカ丸さんからの助け舟があったから滝夜叉丸は目を見開いていた。タカ丸さんは三木ヱ門の隣にいる守一郎に声をかけた。
「守一郎?どうしたの?」
「え、えと」
守一郎はそう問われて、体を少しビクつかせたあとゆっくりと顔を上げた。滝夜叉丸と三木ヱ門が喧嘩をやめて守一郎の方に目を向ける。僕はそんな守一郎を頭の後ろで腕を組みながら見つめる。
「四ノ宮先輩、泣かしてしまって」
「はぁ?」
僕はびっくりして呆れた声が出てしまった。
四ノ宮先輩を泣かした?守一郎が?
「どういうことだ!!守一郎!!」
そう言って守一郎の同室である三木ヱ門が守一郎に問いかける。
「俺が、四ノ宮先輩のこと、……って呼んでしまって、」
「な、なんと言ったんだ?」
滝夜叉丸の疑問に僕とタカ丸さんが首を縦に震る。
「四ノ宮先輩のこと、お姉ちゃんって呼んでしまったんだ、」
守一郎は自分でもなんで四ノ宮先輩をお姉ちゃんと呼んでしまったのか、分からないようで落ち込んでいるようだ。
「四ノ宮先輩、泣いていらしたのか!?」
滝夜叉丸の質問に、重々しく守一郎は頷いた。
タカ丸さんも何か考え込むように顎に手をやっている。
「何をしとるんだー!」
「四ノ宮先輩が泣いているところなんて想像できないぞ!」
滝夜叉丸と三木ヱ門がそう言って冷や汗を流している。
「守一郎は四ノ宮先輩に謝罪したの?」
僕がそう聞くと守一郎はこくり、と頷いた。
四ノ宮先輩って僕の入っている作法委員会委員長の立花仙蔵先輩みたいな完璧みたいなイメージがあったけどそうじゃないんだ。
その時、タカ丸さんはいつも飄々としているのにこの時のタカ丸さんは少し悲しそうな顔をしていた。
それを知ることになるのは、ここから一月たった
日だった。