〈さぁーもん視点〉
…どう、しよう…
俺の、せい…?
うたいさんがこうなった原因は、俺のせい…?
〈少し前〉
ニグさん、急に帰るなんて…どうしたんだろ?
「…さもさん、ちょっと来て」
べるさんにそう言われて、俺とべるさんだけ病室のから出る。
「どうしたの…?」
「…ここまで来たら、さもさんだけでも話さなきゃいけないって思って…」
そしてべるさんは話し出した。
凸さんとうたいさんが別れたことを
うたいさんは自殺を決行し、二回目で記憶喪失になったことを
そして、凸さんが俺を好きだってことを…
「う、そ…」
「本当だよ…嘘だったらどんなに良かったんだろうね。」
俺…俺は…
「………ごめん、俺帰る…」
べるさんは止めなかった。
逆に、物凄く申し訳なさそうな顔で俺を見ていた。
俺はベットの上で悩んでいた。
…どうすればいいんだろう。
凸さんが、俺のことを好きということを知って、俺は恥ずかしさとかを一切感じてなかった。
むしろ、心がモヤモヤして…
…………………
俺は凸さんに電話をかける。
数コールしてから、凸さんが出る。
『………どうしたの、さもさん』
凸さんの声は凄く弱々しかった。
「…話がしたくて…ねえ、会いに行っても…」
『駄目だ!』
凸さんの大声に俺は思わず体が震える。
『…ごめん、今は誰にも会いたくないんだ…皆にも伝えておいて』
凸さんはそう言い残して電話を切った。
…………………
これ、俺何もできない…?
呆然としていると、スマホからメールの音がした。
通知を見ると、おどみんのグループラインだった。
おどろく『皆、一度会って話そうなのだ。』
コメント
1件
複雑な恋ですね…凸さんが悪い方向にいかないかしんぱい…