コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺たちはおどろくさんの家に集まっていた。
ただ…凸さんとニグさんは来なかった。
「…皆、急に集まってもらってごめんなのだ…」
「いいよ…それで、話し合いって…」
ななっし〜に促されて、おどろくさんが恐る恐る口を開く。
「うたいさんのこと…これからどうするか話そうと思ったのだ。」
数秒、沈黙が流れる。
「…うたいさんはもう少しで退院出来るってお医者さんは言ってたけど…記憶喪失なら、誰かうたいさんの生活を支えたほうがいいんじゃないかな…」
ななっし〜の言葉にべるさんが口を開く。
「でもさ…いきなり他人と一緒に暮らすって…うたいさんからしたら怖くない?」
「そうなんですよね…」
……………ニグさんは、うたいさんの面倒をしばらく見てたらしい。
もしかした…
…けどニグさんは来てない。
…口に出すのは、やめとこう…
「さもさん」
「!?なっなに!?」
急にべるさんに話しかけられて、思わずびっくりする。
「…何か言いたいんでしょ?なら言って」
「……………」
いいのかな…
べるさんの真っ直ぐな瞳を見て、俺は決心する。
「…ニグさんが、いいと思う」
「っ…!」
「ニグさんは…うたいさんのことを支えてた…だから、また支えてくれると思う…」
「そっか…」
おどろくさんが少しだけ笑顔になる。
「ニグさんにはおどろくから話しておくのだ。取り敢えず…しばらくおどみんとしての活動は休止しようと思うのだ。」
「そうだね…こんな状況だし」
「それじゃあ解散!」