テラーノベル
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翌日——
深澤は来なかった。
💛「はぁ…」
小さく息を吐く。
💛「……お仕置きだな」
⸻
インターホンを鳴らす。
ガチャ。
💛「おい、お前、今日学校——」
言い終わる前に、
身体が倒れ込んできた。
💛「おっと」
腕の中に収まる。
💜「はぁ……はぁ……」
呼吸が荒い。
額に手を当てる。
💛「熱あるじゃねえか」
反応は鈍い。
深澤を抱き抱え、ベッドへ運ぶ。
💛「ちゃんと食ってんの?」
冷蔵庫を開ける。
ほとんど空。
💛「……何もねえな」
💛「なんか買ってくる」
💜「いい……」
小さな声。
💜「ひとり……怖い」
💛「……怖い?」
💛(普段のあいつからは出ない言葉だな)
💛「お前、過去に何かあったのか?」
💜「……」
熱のせいなのか
素直に口を開く。
💜「ずっと仲良かった友達がいたんだ」
少し視線を落とす。
💜「でも、ある日…」
💜「そいつが急に俺を笑い者にして」
💜「気づいたら、みんなそっち側にいた」
指先が震える。
💜「俺は……ひとりになった」
💜「それからだ…」
💜「先に笑う側にいれば」
💜「傷つかないって思ったのは」
最後は、ほとんど自嘲みたいな笑い。
岩本は何も言わない。
💛(なるほどな)
💛(だから、あんなに必死だったのか)
💛(でも、それは言い訳にならない)
💛(これからは俺がお前のその性格を叩き直す)
そっと深澤の頭に手を置く。
💛「俺は絶対裏切らねぇから」
それだけ言う。
深澤は、静かに岩本を見つめた───
いつもの睨む目ではない。
💛「あ、でも、今日学校来なかったのには変わりないから」
💛「後日、お仕置きな♡」
💜「はぁ…!?ふざけんな…!」
💛「お仕置きと言うより」
💛「お前を気持ちよくしてやるよ」
💜「……ほんと…うぜぇ」
つづく。
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