中2の6月頃、部活の帰り道
「おい、チビ 危ねぇッ!」
ドンッ!
紫「!崎ちん」
桃「キャーァ、灰崎くん!」
黄「ショーゴくん!」
赤「緑間!救急車!急げ」
緑「もうしてるのだよ!」
黒「灰崎くんッ!はぁはぁ 」
青「おい!テツ 深呼吸しろ」
目を覚ますと、頭は包帯だらけだった動くのは左手が少し浮かせれるぐらいだった。動く側の手を見ると紫原が眠っていた。ポンッと紫原の頭に手を置いた。バッと顔を上げた。紫原
「崎ちん、、良かった」 紫原は灰崎の唇に自分の唇を重ねていた。驚きはしたが「ごめんな、、アツシ」 キスには、何も触れない事にした。
俺は、1ヶ月程眠っていたらしい。
病室の扉が勢いよく開いた。ぞろぞろと入ってくる。
桃「良かった、ほんとに良かった 良かったよ」
「ごめんな、サツキ」
青「何やってんだ!馬鹿!もっと後先考えろよ!」
「反省してます!ごめん、ダイキ」
黄「ッ!良かった ショーゴくん 起きて、、グスッ」
「そんなに泣くなよ、リョータ」
緑「あまり心配かけのじゃないのだよ!」
「もう、大丈夫だって!シンタロ」
赤「もう少し、考えないともっと痛い目に会うぞ」
「これ以上は、勘弁だつーの!」
1週間後、赤司が1人で病室に来た。そこには、紫原が既にお見舞いに来ていた。
「?んだよ、赤司」
「紫原、席を外してもらえるか?」
「うん、わかった」 立ち上がり、病室から出ていった。
「灰崎、お前は退部だ」
「は!なんでだよ、」
「これは、もう決まったことだ」
「待てよ!なんで 意味わかんねぇよ!」
「灰崎、お前じゃもう、帝光ではついて来れないだろう」
「は?なんでそんな話になるんだよ!」
「失礼する」
「待てよ!赤司」
赤司は灰崎の言葉に耳を傾けることなく、病室から出ていった。
「ッ!赤ちん 」
「聞いていたのか、紫原」
「、、、」
ドタッ ガシャン!病室内からすごい音がした。急いで紫原が様子を見に行くと灰崎はベッドから落ち点滴は倒れ、這いつくばっていた。
「ッ!崎ちん、大丈夫」
「ッ!」灰崎は紫原の心配して自分見る目がとても苛立たしく「帰れ」
「ん?」
「アツシ、お前もう来んな」
「なんで、意味わかんない」 紫原は灰崎を持ち上げてベッドに寝かす。
「お前らの顔なんて、見たくねぇ」
「今日は、帰るけど、、明日また来るから」
後日、紫原が見舞いに行くと、看護師に止められた。理由を聞くと、医師と話し合って面会拒絶の判断が出されたらしい、、
2ヶ月経過(9月)して、灰崎は退院し、在宅医療になったことが看護師さんから伝えられた。
灰崎に避けられて、むしゃくしゃしてる上、理事長からの特別指示。練習もめんどくさくなって、きっとこれは八つ当たりだ!
「俺、弱い人の下に着きたくないんだけど」
「なんだと、、」
自分から行ったのに、挙句の果てに赤ちんに負けるとか、、ダッさ!
中3に上がって、灰崎と廊下ですれ違い。思わず紫原は灰崎の腕を掴んでいた。
「んッ、何だよ 痛えんだけど」 紫原は灰崎の腕を離し、「ごめん、何にもない」 紫原は歩いて徐々に背中が小さくなっていくのを灰崎は目を離せないでいた。
帝光中、卒業の日灰崎を見かけたが声を掛けは、しなかった。
高校に入って、WCで誠凛に負けて、上で準々決勝の試合を見ている時に、福田総合の方に髪型は変わっているが灰崎を見つけた。
灰崎は黄瀬に負け、やり返ししてやろうと思い出口で待っていると、青峰が灰崎を一発K.Oしていた。
「大丈夫、崎ちん?」
「ッ!アツシ、、、」灰崎は起き上がり、「平気」といいスタスタと歩いて行く。紫原もそれを許す訳もなく、自分の身に灰崎を引き寄せる。
「ッ!いい加減にしなよ!崎ちん、俺そんなに、優しくないんだけど」
「は?別に頼んでねぇよ」
紫原は灰崎を人気の無い所に、連れて行き、キスを髪、額、瞼、耳、鼻、頬、唇、喉、首、手首に手の甲、掌、指先
灰崎は顔を真っ赤にして「お、お前何がッ!」
紫原は灰崎が口を開けたのを狙い、舌を入れ
「や、やめ 、あふし」
「んッ!」 左手に力を入れ、紫原の腹を殴った
「ッ!痛、何すんの 崎ちん、、ッ!」 ぽた、ぽた、灰崎が泣いてるのを見て紫原は、「ごめん、泣かないで崎ちん」
「自分がやっといて、んだよ!それ」灰崎は、紫原を突き放し走っていってしまった。
次の日、紫原は1人で誠凛と海常の試合を見に来ていた。「崎ちん、、」
「ゲッ!なんでいんだよ」眉を寄せ睨みつける、紫原は「隣、いい?」と尋ねてくる。
灰崎は「他、行け」断るが聞く訳も無く席に着く。
「ッ!聞けよ!」
「昨日は、ごめん」
「アツシ〜、人の話聞けよ!申し訳ないと思ってんならそこ座んな」
「聞いてはいるけど、言う事は聞かなーい」
ははっ!声をあげ、灰崎は笑い出し「なら、隣いい?とか聞くなよ」
「一応、、」
灰崎が立ち上がると、「どこ行くの?」
「帰るんだよ」
「じゃ、送る」
「いや、1人で平気だし」
「いいから、」
「、、、」帰り道、無言に耐えきれなくなってしまい、灰崎が「試合、見に戻れば?」
「別に、いいよ 興味無い」
「そーかよ」
「俺、このホテルだからここまででいいわ。」灰崎は振り返らないでまっすぐ進んで行く。後ろを振り返る様子もなく、、、
「崎ちん!明日、、試合一緒に見に行こぉよ!」
「なんで?チームの奴と行けよ」
「崎ちんと俺は、見たい、、だから」
「わかったよ、今日と同じら辺で見とくわ」
「うん、わかった」
灰崎は、3位決定戦は来なかったが、決勝には間に合ってやって来た。
「みどちんと黄瀬ちんの試合見なくて良かったの?」
「リョータ、怪我してるからシンタロには勝てねぇよ」
「そぉだね」
誠凛と洛山の試合は誠凛が106対105で優勝した。
灰崎は立ち上がり「じゃ、俺行くわ」
紫原も立ち上がり、「送る」と伝えるが、「今日はいいわ、赤司の所ちょっと行くから」
「いってらっしゃい、、、」
「アツシ!」 灰崎が紫原を呼びかける。紫原は振り返る、灰崎は走って紫原の元に戻ってきたのだろう、息が上がっていた。
「どうしたの!崎ちん、忘れ物?」
「赤司と話終わったら、い、一緒に帰ろ!」
「だ、から!待ってろ」
「うん、待ってる。ずっと、待ってる」
「いってらっしゃい!」
「おぉ、行ってきます」
「お、居た 居た。赤司!」
赤司は驚いた顔をしたが、表情はすぐに笑顔に変わっていた。「見に来ているとは思わなかったよ」
「嘘つくんじゃねぇよ、気づいてた癖に」
「まぁね、怪我はもう平気なのか?」灰崎が服を上げ、背中を見せる。
「これでも、大分マシになった」
「そぉか、、」
「今から反省会なんだが用件は何なんだ?」
「別に、負けた面見に来た」
「俺は、、やりたかったよ、お前らとバスケ!続けたかった、赤司の言う事も分かる、、、強豪では着いていけない、、」
「けど、俺はベスト8まで行ったからな!」
「あぁ、すまなかった。」赤司は灰崎にハグを送った。
「アツシ、待たせたな!」
「赤ちんと話出来た?」
「おぉ」
「崎ちん、泣いた?目元赤くなってる、大丈夫?」
「余裕だっつーの!」
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