※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体、事件などとは一切関係ありません。
「ケント、カグヤと行ってくれ」
と、智世が譲った……!?
〈File49:私の知らないあなたについて〉
「カグヤ、ごめんね。ここまで運転させちゃって」
依頼人の山里草麻さんとは、失踪した千景さんの自宅の最寄り駅で落ち合うことになっていた。
都市部で動く時は車が邪魔になることも多いけど、今回は足があった方がいいと判断して、事務所の車を使った。
千景さんの家の最寄り駅とはいっても、バスが必要になるような距離だった。
もし千景さんが向かった先がわかれば、直接向かうことができる。
「ケントは日本の免許持ってないんだからしょうがないじゃない。それに私、運転するの好きよ。普段からバイクだし」
小さな駅前をぐるりと回ったけど、草麻さんの姿はまだないようだった。
改札からも見えるコインパ*****
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