TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

回る輪の中で

一覧ページ

「回る輪の中で」のメインビジュアル

回る輪の中で

13 - 第13話 キス

♥

17

2022年08月12日

シェアするシェアする
報告する

アリス:あら、まだいたの?

ペーター:えっ!? は、はい……。アリス様もなかなか意地悪ですね。僕を置いていくなんてひどいじゃないですか。せっかく来たんですから、少しくらい相手をして下さいよぉ。

アリス:仕方ないわねー。じゃぁ、あなたも一緒に来てくれる?

ペーター:もちろんです! 行きますとも!!


帽子屋(以下帽):チェシャ猫。お前もお茶会に行くのか?

チェシャ猫:ふぅん、珍しいねぇ。あんたがそんなことを言うなんて。いつもは「俺は行かない」って言うくせに。

帽:たまにはそういう気分になることもある。それに……どうせ暇なんだろう?

チェシャ猫:確かにそうだね~。退屈なのは嫌いだからね。よし、行ってみようかな♪ 帽子屋、ニヤリとする。

帽:ところで、チェシャ猫。一つ聞きたいことがあるんだが….




ペーター:こんにちはアリス!今日も可愛いね♪僕と結婚してよ!!

アリス:いやーん、もうっ!ペーターったらぁ~☆


ペーター:ところでアリス、最近鏡を見たかい?

アリス:えぇ!?そんなに見ないけどぉ~?どうして?

ペーター:だってほら、君の瞳ってばこんなに大きくてキラキラしてるもの。きっと素敵な宝石になるに違いないよ!!!

アリス:えぇ~?やだわぁ~☆でもペーターったら褒め上手ぅ~!!あたしも自分の目が大好きよ!!

ペーター:本当に?嬉しいなぁ~じゃあさ、ちょっと見せてくれないかな?君の瞳。

アリス:え?見せるだけでいいの?

ペーター:うん。僕の宝物にするからさ。お願いできる?

アリス:もちろんOKよん♡

(と言いつつ目を瞑り顔を近づけていくアリス)

ペーター:ありがと、アリス……チュッvV

アリス:ひゃあっ!ち、ちょっ、待っ、テペェエエーターァアアー!!!

(←悲鳴をあげて逃げ出す)


***

アリスが去った後、そこには満足そうな表情を浮かべたペーターだけが残っていた。

ペーター:フフン♪アリスの瞳は甘い蜜の味がしたよ……甘美なる至福の時間だった。ああ、もっと欲しいなぁ。今度はどこにしよう?

この作品はいかがでしたか?

17

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚