時透無一郎の体調不良

前回の続きになります！

胡蝶と冨岡は倒れた無一郎を抱えながら急いで門をくぐった

そして涼しい和室へ入った

胡蝶 昨日ちょうど任務があったそうなので部屋が空いてないんです。空くまではこの和室で待機させます

冨岡 時透！分かるか?

時透 んぅ…とみ…おかさん…？

胡蝶 時透さん、どこが痛いですか？

時透 えっと…

胡蝶 深呼吸して見てください

そういうと無一郎はゆっくりと深呼吸する

時透　えっと…！

無一郎は慌てて口を押さえ咳き込んだ

時透　胸…！

胡蝶 時透さん、一旦落ち着きましょう

胡蝶は真剣な顔で言う

無一郎の髪から一筋の冷や汗が流れる

あっという間に畳に血が流れている

胡蝶 カナヲ！井戸にある樽に水と雑巾を入れて持ってきなさい！

必死で胡蝶が叫んだ

突然話しかけられて呆然としているカナヲを見て胡蝶は

胡蝶 早く！

ハッと息を呑むとすぐに外へと走っていった

胡蝶 これは大変…

疲れ切った無一郎を見て胡蝶が歯を食いしばった

冨岡はこんなに焦っている胡蝶を初めてみた

冨岡 時透！しっかりしろ

時透 とみおかさん…

時透 ごめんなさい

冨岡・胡蝶 えっ？