こんにちは♪
今回も前回の続き!
さっそく本編へ!
夢主「んん…寝てた…?喉渇いた…」
そっと起きて壁をつたって歩いていく。
まだ、頭も痛いし、寒気もする。
いつもならすぐに着く調理場も今はとても遠く感じる。
時間は深夜。吹雪は止んでいた。
真っ暗で寒い。先の見えない廊下
すこし気を緩めてしまった時
夢主「あっ」(転けるッッ!!)
???「あぶねぇ…」
あれ?痛くない
夢主「ギィ…?」
ギィ「なにしてんだよ…少し目を離した隙に部屋からすぐいなくなる…」
夢主「ありがと…」
ギィ「何しに来てたんだ?」
夢主「水を飲みたくて…」
ギィ「そういうことはな…」
ギィ「……。言っても聞かないか」
夢主「ごめんなさい」
ギィ「水飲みに来たんだろ。掴まってろよ」
夢主「いや、歩けるよ…!」
ギィ「いいから掴まってろよ」
夢主「…ありがと」
ギィ「それでいいんだよ」
ギィ「それだけでいいか?食い物とか」
夢主「大丈夫、お腹すいてない」
ギィ「そうかよ」
ギィ「体調は?」
夢主「大丈夫」
ギィ「大丈夫じゃないだろ…」
夢主「あはは…」
ギィ「とにかく寝ろ」
夢主「……。眠くない…」
ギィ「寝転んでるだけでもいい」
夢主「ギィは?」
ギィ「俺?俺は…」
夢主「ギィは寝ないの」
ギィ「俺は別に寝なくてもいい」
夢主「ギィも一緒」
ギィ「はぁ…。」
夢主「私薬飲んだよ…?」
ギィ「…そうだったな。」
ギィのお腹の横で丸まる。ギィは暖かい。そして、そーっと私の頭を撫でてくれる。
夢主「……うっ…」
気持ち悪い…。吐きそう…。少し寝て吐き気で起きてしまった。ギィッ…は
寝てる…。とにかく体を起こしてベッドから降りようとする。
気持ち悪い…。
ギィ「……ん…どうかしたか…?」
どうやら私が動いたせいで起こしてしまったらしい。でも、今はギィを頼らないと…。
夢主「気持ち…悪い…。」
ギィ「待てよ、袋持ってきて置いといたはず…」
ギィ「あった、これ持っとけ」
夢主「うぅ…。(泣)」
涙が出てきた。とにかく気持ち悪い。
でもそれよりも今は…
夢主「ギィ…。恥ずかしいからッ…。」
ギィ「あ?そんなの気にしねぇって」
夢主「……。私が、恥ずかしいの…」
ギィ「あぁぁぁもう、分かった分かった」
そう言ってギィは部屋を出ていく。
ギィ「部屋の前でいるからな」
夢主「分かった…」
10分後
ギィ「入っていいか?」
夢主「………。」
ギィ「夢主?大丈夫か?!」
夢主「」
ギィ「入るぞ!?」
そこにはげっそりしてベッドに横たわる夢主がいた。
ギィ「大丈夫か?!!」
ギィ(吐いて…はいないか)
夢主「ギィ…(泣)」
ギィ「落ち着け落ち着け。」
背中を優しく撫でてくれるギィ。
夢主「ごめんねギィ。私なんかの為に付き合わせて…(泣)」
ギィ「お前なんかじゃなくてお前だからな。」
夢主「ギィ…。ありがとう…」
ギィ「もう一回寝るか?」
夢主「寝る…。」
もう一度二人でベッドに潜って目を瞑る
ギィはもう寝ただろうか…。
気になってそっとギィの顔を覗く。
ギィ「どうかしたか?」
夢主「なんでもない…。」
ギィも起きていた。その事にどうしてか安心してしまった。
ギィが私の頭を撫で始める
とても気持ちがいい。
もう一度そっと目を瞑ってみた
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