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9 - 孤独な夜。月に問う。

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78

2025年03月15日

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孤独。

それは一人では如何も出来ない。


だから私はただ笑う。


窓から差し込む月光。生憎、今は慰めにもならなかった。

私達は皆孤独なのではないか。月よ、貴方も同じ孤独を分け合っているのではないか?

無論、月は私達には目もくれない。月に瞳は無いのだ。そして、盲目な月は夜を襲う。朝焼けが私達を照らすまで。

月、朝焼けが私を襲う迄、この夜を共に過そう。

私と同じ孤独な月。何と哀れで儚いことか。私達はそんな月に魅了され、月が綺麗ですね、と愛の告白をするのだろう。


音が空気の波を伝って、太陽に届く。そして太陽は目覚め、朝という現象が起こる。

月と私の孤独な者が共に奏でる音楽。


何?そうしたら孤独では無くなるのか…?

そうか、私は孤独では無かったのか。

否定はしない。だが、私は孤独である故、一生この呪縛から解かれることは無い。


始めようか、孤独な演奏会を。

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コメント

4

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すごく素敵な表現…… 尊敬します!!

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