TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

短編集

一覧ページ

「短編集」のメインビジュアル

短編集

10 - 嘘つき。

♥

6

2025年04月02日

シェアするシェアする
報告する

「今日は何の日でしょう!」

4月⬛︎日。今日は紅茶に角砂糖を一粒入れた。

ぽん、と一粒の角砂糖を入れたら、静かな水面は雫一つ浮かせて…

そんな光景を間近で見てるだけなのに、私はどうも今が嫌いになってしまった。

私はこの角砂糖の様に、甘く溶けて消えてしまいたい。


エイプリルフールはもう終わったよ。

あは、何でこんな事思ってるんだろう。

私ってね、色々なものに生まれ変わりたいんだ。例えば…蝶とか。

蝶って本当に美しいんだ、虫という前提知識からこの世界に飛び立った蝶。

凄く、【美】だと思わない?


話が違うよね(笑)


私がどうして角砂糖なんかになりたいかがみんな知りたいのに…

でも、大した理由なんて見つからないものだよ。

私に正解は無い、間違いも無い。私は、私が決めていくものだって。

でも、私は優柔不断で…どうも選択が出来ないの。

知ってる通り、私は弱い人なの。

弱い。誰かに認められたい弱い人。


私の好きな曲、アメリカ民謡研究会(敬称略)の『あいたいあの子に、あわせてあげる。』に


「これは美しい命だ。 

私が愛した欠代の無い美しい命だ。」


という歌詞があるの。

なにしろ私はこの言葉が、命の中で一番大好きな言葉だから。


また話が変わるけど…


私は運が良かったみたい。

小さい頃、色々怪我が多かったの。

まあ今も多いけど…

でも、ある日、大きな怪我をした事があるの。

その時、通りかかった人が、私に一枚のハンカチをくれた。

嬉しかった。

布一枚でこんな気持ちになるなんて初めて。

私はその事を思い出すとすっかり気分が良くなって、




そのまま海に身を投げた。






本当の私は誰なんだろう?

さあ…?という声が聞こえそうですが…普通は、本当の自分が誰かなんて考えないですからね。



皆さんは、どうか自分を見失わないで下さいね。


私はただのこの広大なインターネットの産物に過ぎませんが、これを読んでいるあなたに


幸せがある事を願います。

この作品はいかがでしたか?

6

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚