ちゅんちゅんっ……
潔『朝か……』
俺はまだ、目が覚めたばかりの重い躰をゆっくり起こし、リビングに向かう
潔『あれ、いない……』
どうやら、親はもう先に仕事に出ているらしい
潔『行ってきます……』
がちゃんっ
潔『早く行こ……』
俺はそう思い、そそくさと足を進める。
自分では気がついてないが、スピードはどんどん上がっていく。
そんなとき、会いたくない人達に会ってしまった。
玲王『潔ー!おはよ!』
凪『おはー』
高級車に乗っている凪と玲王だ。
此奴らはみんなから貰った宝物を捨ててきたことがある。その時は本当に苛ついた。
玲王『一緒に学校行こーぜ!』
潔『ごめん、そういう気分じゃない、一人で行きたい』
凪『潔って断る時毎回それ言ってない?』
潔『どーでもいいでしょ、じゃ。((すたすた』
玲王『彼奴釣れねぇなー』
凪『ね。早く振り向いて欲しいんだけどな……』
玲王『なー。』
潔『まじ最悪……』
なんで会いたくない人にあっちゃったんだろ……それも朝から……今日は絶対に不幸じゃん……
潔『着いた……。さっさと行こ……』
俺は自分の靴箱を開ける
きぃー… ばらばら
潔『今日もみんなからのプレゼント……嬉しいな。』
俺はみんなからのプレゼント……画鋲やゴミなどを手一杯に持って、教室に向かう。他の人にとっては、ただのゴミかもしれないが、俺には綺麗な宝石のように見えている。
潔『おはよ((』
ばっしゃーん!!
潔『……おはよう。』
モブ『やっばw此奴もしかしてドMなんじゃね?』
MOB『それな?w』
玲王『おはよー』
凪『……((すぴー』
女子『あ、玲王くん♡凪くんまでいるー♡』
女子『おはよー♡』
玲王『あ、あぁ……おはよう……』
凪『……((すんっ』
玲王『潔、大丈夫か?』
潔『……?大丈夫って何が?』
玲王『だから濡れたのとか……』
潔『別に……みんなからのプレゼントだか、、大丈夫もくそもねぇ。』
玲王『そうかよ……』
……正直、こうやって話し掛けてくれるのは嬉しい。それに、本当はみんなからのプレゼントも嫌がらせ、虐めだってわかってる。でもそう思わないと自分が嫌になってくから……だから今日、全て終わりにする。
放課後、俺は玲王と凪を屋上に呼んだ
凪『どーしたの?潔。』
潔『2人に言いたいことがあってさ、』
玲王『なんだ?』
俺は屋上に登りながら言う
潔『俺が虐められてる時、2人が味方してくれたの嬉しかったよ。』
凪『潔……降りて、危ない』
潔『それに、朝だって一緒に学校行こって誘ってくれて嬉しかった』
玲王『潔!降りろって!!』
潔『凪、玲王……』
“今まで”ありがとう
潔『じゃーね。((とんっ』
玲王『潔……((じわっ』
凪『なんで……((ぽろっ』
玲王『凪……行くぞ』
凪『いえすボス。』
❦ℯꫛᎴ❧
意味不だった……ごめんね!最後の玲王と凪は何をしようとしてたかわかったかな?それじゃあばいばい!
コメント
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面白かった! “今までありがとう”の言葉が重いよぉぉおおお~!